妄想です。







自己満足のBLです。










妄想です。



智の行動に
翔はどうしたらいいのか…と考えてるうちに

三人が かしわ(鶏肉)のすき焼きを
準備して現れた
翔は顔を赤くしたまま
智の行動を見ていた


潤が
「翔さん
また、顔赤くして…?
智…なんかしたか?」

「翔ちゃん
相変わらず幸せが顔から吹き出してるよ」

「智…
何をすれば、
大人しい子犬が出来あがるのか
教えて欲しいですよ。」


智は
「ん…背中拭いてやっただけだ」
と涼しい顔をして
御膳を出し始めた。

三人は翔の顔を覗きながら
にやにや
「翔さん
背中はどうやって拭いてくれるんですか?」

翔は智を見つめたまま
もじもじ…

「まったく、翔さんて
聞いてもいない恥ずかしいことを
話すと思えば

何故?今?
そんなに照れてるんですか?

智は何をしたんです?」

「いえ…あの…
傷を見てくれただけで…」

潤は翔の背中に指を這わせて
「やらしいよな…智
案外積極的なんだよな…

早く夕飯食べて帰りますかね」

智は潤の手を払い
「いいから、肉が硬くなるから
食べような」


和也がニヤニヤしながら
「私達はぶぶ漬けを進められる前に
早く食べて帰りますか…」

雅紀もニヤニヤしながら
「いいよ、いいよ、
二人が仲良いならいいんだよ

翔ちゃん、大ちゃんとしたくて
背中の傷も早く治るんだ」

「さっ、食べよう
いただきます。」

「おまえら…俺らで遊ぶな」

翔はようやく
「智くん…あの…背中
気持ちよかったです…」

「翔くん…お おまえ…今頃…何…いい出した…」
智が慌てて
翔の口を塞ぐ



「やっぱりね…
翔さん、はい。
食べて体力つけて下さい。」

翔は最高の笑顔で

「潤、ありがとう!
いただきます。」

和也が智の耳元で
「さすが…智
早く銭湯から 帰って
翔さんに何をしたんですかねぇ?

さぞ 明日の朝は
色っぽいことになりそうですねえ」

翔はニコニコとかしわのすき焼きを頬張る
雅紀が

「大ちゃん、明日から
パリ万博の刺繍を指すんだよね

朝ごはん
何食べたい?」

潤が智の肩にもたれかかっ
「やっぱり、明日はとろろかけご飯とか
鰻とか…精のつくものがいいか…」

和也が翔の顔を見ながら
智に
「そうですね…精のつくものがいいですね」

智は三人を睨み

「おまえらは来るな」

4人揃って

えっ…何で朝来たら駄目なんですか?
何か…あるんですか?

「飯を食え!飯を!」

「はーい、翔ちゃんが
大ちゃんを食べる時間がなくなってしまう。
みんな
早く食べよーね」

『はーい!』


「翔さん
卵まだあるから飲む?」

潤から卵をもらい飲もうとする翔を
智は苦笑いしながら
「腹壊すから やめておけな」

「それは、大変です!
智くんも ほどほどにしてくださいね…」

「翔くん…俺の心配は
いいからな」

智はまた…翔の舌を滑らかに
なる前に

翔の口の中に
握り飯を口に突っ込んだ…