妄想です。









自己満足のBLです。








妄想です。

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ありがとうございます。

いいねまで貰えて嬉しいです。

長いお話になってしまった( ˙◊˙◞)◞
私自身が何もしなくても
二人が勝手にいろいろやってくれるので終わりが
見えません…(・・?)

はてさてどうしよう…
とりあえず…暁を見たい…の智くんは
治療しなきゃあせる心の傷を探らなきゃ…


明治時代精神科病院の話し

精神科が始めて京都に出来たのが
明治初頭に南禅寺境内に出来たんだそうです。

まだ抗精神薬が飛躍するのはまだ後
そして、かなりの偏見があったらしい…
荒手な脳の細胞を殺す治療もあったり
カウンセラー的なことはあまり知られてなかったみたいです。
でも、カウンセラー的な治療法が中心だったらしい…


資料を私目線で見てる為
広い心で見てください。






智は
暖かな夢を見ていた


暖かい薄緋色の中
暖かい水の中
優しい音

光が見えて
真っ直ぐにそこに向かって進む…


いきなり現れた

色々な音
色々な色
色々な光

溢れて弾けて…

智の周りに降ってくる
包んでいく…

翔の声が聞こえてくる
翔の香りがする
翔のぬくもりが感じられる



母から生まれ
翔の腕の中に落ちていく



智はゆっくり目を覚ましていく…
ゆっくり…
ゆっくり…




翔…


翔くん







「智くん…?
大丈夫ですか?」


「あゝ…寝てしまった…
翔くん、一人でここまで来たのか?
痛みは大丈夫か?」


「はい…
お腹空いてませんか?

握り飯…ありますよ…」


翔は智が寝てる間に
水屋に降りて
握り飯を作ってきた

奉公人たちは
我先にと
香の物、菜の煮浸しを運んぶのを
手伝う…

久々の若旦那と智の登場は
奉公人たちを元気にしていた…


「久々の おまえ…いや
翔くんの握り飯が

食べたかったんだよ!」

「相変わらず…ですけど…」

「これだよ…これが
食べたかったんだよ…」

と頬張る…

「うまい、うまい
ほら、翔くんも食べろ」

翔の口に握り飯を近づける

「本当だ美味しいです。」

二人は一気に食べた




翔に智は隣りの部屋にある
翔の部屋の屏風の下絵を見せた

細かな文字が書いてある…
翔は智に
「これは?何を書いてあるんですか?」

「これは
糸のよりとか菅数(太さ) 糸の色
縫い方

これを見たら
同じものが作れる筈なんだ…
技術があればの話だけどな」


「今の智くんなら
出来るんじゃないですか…」

「無理…金糸は難しい…
細かな所でたるんでしまう…

あんなに綺麗に出来てないんだ」

「そうなんですか…」

「まだまだ
勉強しなきゃな…せっかく 翔くんの祖父が
見せてくれたんだから…

正直…あれを見るまでは

無理だと思ってたんだ…
金糸が歪むと思ってたんだ

あれは
歪んでなかった…何かあるんだ」