妄想です






自己満足のBLです
妄想です










妄想です

ありがとうございます。
励まされました。
 
inside meの仕込みも終わって

リビングで翔くんのピアノを
聞いていた♪♪〜

どーん ♪〜しゃら♪  しゃら


翔ママが
婦人雑誌一冊持って
やってきた


「この
雑誌を見た?」

と聞かれ
二人で
首を横に振った

「まったく…二人にも雑誌社から送られて来てたでしょう…この雑誌に二人のことがとても好意的に
載っているの
[海のピアニストと静かな芸術家]って


その記事を書いたエッセイストの鳴海幸子さんが
テレビ番組を持っていてね

日曜日の朝30分ぐらいのトーク番組なんだけど
あなたを支えた、一曲ってコーナーがあって
翔にピアノを弾いて欲しいみたいなの

それで、二人に出演依頼があったの」

「おいらはテレビなんて無理、無理です。」
頭をぶんぶん振って
「無理…」と言い続けた


「安心して、智くんはそう言うと思って
丁寧にお断りしておいたわ


そしたらね…
翔だけでもって言われたの…

翔くん
どうする…?」




どーん   しゃら   しゃら  しゃららら




翔くんが
雑誌を読んでから


「この内容を書いて頂いた方なら
いいかな…


私が話すことに耳を傾けて頂けて

ピアノを弾かせて貰えるのは
嬉しいんだけど…

智くんを引っ張り出す話しは
断って欲しい…」.


「私も
それは話してあるわ

inside meと家族は、全て伏せてもらうこと

パートナーがいることは
公言してあるからいいけど

智くんの名前や仕事は触れないことにしてきたの」




「どうかな…
リサイタルキャンセルのことや
パートナーのことを
聞かれると…」

翔くんは難しい顔をしてた
「智くんのことで
何か言われたら…多分…
冷静に考えられなくなるし…」

ママさんが考え込んでいる。
「プロデューサーの方もね
興味本位で
色々な人が入ってこれないよう
収録現場はスタッフ以外立ち入り禁止にするし
なんでも協力するって言っているの…」


翔くんの頭をゆっくり抱きしめて

「おいらの話しを翔くんがするなら
何を話してもいいよ」
とささやく。

翔くんが心配そうに見上げてくる。



「せっかく、翔くんのピアノをみんなに聞いてもらえるなら
いいんじゃないかな…

生徒さんたちも
翔くんがテレビに出たら
喜ぶよ♪」




参考資料の番組Blu-rayを見て見ると

ゲストの話しを
真摯に聞いている姿や感想を話す姿は
好感が持てた…


翔くんは
とりあえずエッセイストの鳴海幸子さんとプロデューサーに会うことに
なった


翔くんは
最後までおいらに迷惑かけるかもって
心配してくれた


ふふふ
過保護発動してるな…
おいらは大丈夫だよ