こうして大槌町へはたどり着く。
が、大槌町にはいってから山岸の避難所までの写真は撮っていなかったので、省略。
そしていきなりのどかな風景。
大槌の町の方へは行かず、途中で左に曲がって山間を進んでいくと
山岸の避難所につく。(山岸地域生活改善センター)

流されて焼けた町の風景とはかけ離れた、のどかな風景。
ここに15名の避難者が暮らしている。
今回はお願いして、少しだけ写真を撮らせてもらった。

全景。
全景を撮った位置のすぐ横に水道がある↓

消火栓から引っぱってる簡易水道。
建物の中に水道はきてないので、ここから水を汲んで使っているのだそう。
電気・ガスはきてる。

ソフトバンクのアンテナ。
電話機は無料で支給してくれたらしい。

小川にかかった橋の上から撮影。
こういう山間にある避難所。
のどかなところにあるけれど、ここに暮らす人たちに帰る家はない。
津波がきたその日は、高台の避難場所でほとんど食べ物もない状態でやり過ごした、
その次の日も。眼下に広がるのは一面火事で燃え上がる町の姿…
3日目にして、やっとここの避難所に移動してきたのだという。
自分たちの力で。判断で。
(大槌町は町長はじめ対策本部の人たちが亡くなられて仕切るべき人間がいなかった。)
そういう背景を背負ってる人たちがここで暮らし、生きている。

今回運んできた物資は一升炊き炊飯器2台と電子レンジ1台。
一升炊きの炊飯器は高いだろうと思ってたけど、調べてみたら意外と安いのもあることがわかった。
買っていってあげられるならそうしよう、という単純な動機ですぐ買って持ってきた、
それが今回の大槌訪問の理由。
炊飯器は4830円。(7980円の商品が特売になってた)
なぜこの炊飯器はこんなに安いのかと店員に尋ねたら、
これは自社製品だからここまで安くできるのだ、と言っていた。(ヤマダ電機)
2台あって2台購入。
高くて性能のいいやつは買えないけど、これくらいはできる。
それから電子レンジ。
私は今回は炊飯器だけでいいかな…と実は思っていたのだけど、
夫は炊飯器を選んだ後、スタスタと電子レンジのところに行き、決めてしまった。
「買ってあげられるんだから買ってこう。早いほうがいいでしょ。」
なるほど。
私なんかよりずっと腹が決まっていることに驚きつつも、その言葉に納得。
電子レンジも1台購入。6280円。
(これで冷たくなった食べ物も温めて食べられるのだ。)
思ってたより安いでしょ?
しぶってないで買ってあげる、
これでなんと彼らの生活を改善してあげられることか。私はそう思う。
物資を渡し、ものすごく喜んでもらい(本当にものすごく喜んでくれる)、
それから今の状況や、津波があった当時のお話などもきかせていただいた。
前回来たときより沢山話してくれた。
そして挨拶をして、避難所をあとにした。

戻り道の風景。
民家、の向こう側にクレーン車がいる。

仮設の準備?違うかな・・・(詳細不明)

交差点のところまで下りてきた。
ここまで下りると「被災地」。
本当に高さが全て。
そして、ボランティアで行った桜木町のおばあさんの家にも物資を届けるために立ち寄った。
(ボランティアの日記はこちら)

桜木町近くの川。

この川から水が溢れて、桜木町を飲み込んだのだろう。

土手に積み上げられた物たち。

ものすごい量のゴミ、に見えるけど全部人が昨日まで使ってた物。
写真はないけど、おばあさんの家には「おそばセット」を置いてきた。
「おそばセット」の中身は以下の通り。
・電磁調理器(ちなみに4980円と炊飯器より高かった!)
・鍋、ボール、ざる、菜箸
・ちゃわん、箸、湯呑み
・そばとうどん(乾麺)、めんつゆ、白ごま、のり、日本茶(ティーバック)
その他、簡易みそ汁、お吸い物、菓子ドーナツなどささやかなものを添えて、
不在だったので、開いてる玄関の中にそっと置いてきた。
(被災後、一階はずっと開け放ってるようで、玄関も窓も全部開けっ放しだった。)
短いメッセージと、あと私たちの写真もつけて置いてきた。
(裏に名前・住所・電話番号を書いて)
帰ってる途中、電話が鳴った。
おばあさんからで、ちょうどセンター(避難所)の方に行ってとのこと。
「ありがとうございます。
有り難く使わせて頂きます、本当に、ありがとうございます。」
何度もそう言ってくれてた。
こんなに喜んでもらえて、持っていってよかったなぁと心から思った。
(その後手紙が届いて、涙が出た。http://twitpic.com/4q3z6c )
この日の「できること」はこれで終わり。
早く、は無理。少しでも早く、ほんの少しでも早く、
状況が良くなっていくように、私は私にできることを精一杯やる。
