ここのところ、各種試験をやって見ているわけですが
そもそも、正しく測れているの?
そんな疑問が湧いてきます。
ということで、今日は各種テストに用いた測定機器のテストです。
とはいえ、重さを測定する機器のテストをするには、「重さのわかるもの」が必要です。
身近にある、重さのわかるものって…?
そうです、硬貨ですね。
では、さっそく硬貨を用いてテストしていきましょう。
今回、テストされるのは、先日の測定で用いた2つの測定機器
ただ、釣具メーカーと無名メーカーの機器だけではイマイチ信用できないので、タニタのキッチンスケールもメンバーに加えましょう。
これらの3つの測定機器について、500円玉を用いて表示される値を確認していきます。
ところで、500円玉の重さはご存知でしょうか。
財務省のホームページによると先の画像にある旧500円玉の重さは、7.0gです。
また、それぞれの測定機器は、どの程度の重さをはかることができるのでしょうか?
①プロックス
→最小表示単位:約10g/1oz
計測測可能重量:最小30g(1oz)~最大28kg(60lb)
②AWUNWA
→0.001gから50gまで
③タニタ
→最大計量:2kg、最小表示:1g
それぞれの測定機器を比較するために、次の条件で測定を行うことにしました。
A. 500円玉 1枚→7g程度
B. 500円玉 7枚→49g程度
C. 500円玉 42枚→294g程度
それぞれの測定結果は次の通りです。
①プロックス→測定不可
②AWUNWA→7.000g
③タニタ→7g
②AWUNWA→49.011g
③タニタ→49g
意外と、プロックスがいい線いっています。
なお、プロックスに吊るしているプチプチ袋は1.3g程度
さて、最後です。
②AWUNWA→測定無し
③タニタ→294g(袋込み)
さらに、繰り返し測定の結果も含めると、次の表の通りです。
いずれの測定機器も、悪くない結果ではないでしょうか。
各500円玉が7gという想定ですと、タニタは1g単位とはいえ、ばらつきも少なく優秀な結果でした。
AWUNWAについては測定上限付近の500円玉7枚測定についても0.01g程度までよくはかれているように見受けられます。
プロックスも500円玉42枚ではばらつきがありますが28kgまではかれること、用途を考えるとなかなかの精度です。
今回のテスト結果、いかがでしたでしょうか。
私としては、いずれの機器もテストへ使用するには十分な精度が出せていると感じました。
強度テストの結果の前情報として目を通していただけたらと思います。