うわっ…わたしのノット、弱すぎ…?


見て見ぬふりのいつもの結束

強度は本当に十分でしょうか?


今回は

・リングとの結束

・針との結束(耳付き針)

こちらの2点について、検証してみます。



いつものノットは最低限の強度と、やりやすさから選んでいますが、より良いノットもあるのでは?

そんな思いつきを目に見える形にしてみよう。


そこで使うのがこちら、プロックス デジタルスケールドラグチェッカーです。


 

 

最近の仕掛けづくりの検証(とブログネタ確保)のため、アマゾンで購入してみました。

巷ではこの手のアイテムですとアナログのドラグチェッカーなどがありますが、測定レンジの広さと細かさから、プロックスのこちらの製品を選びました。



早速、ノットの検証結果を載せていきます。


表1.ノット強度テスト結果

今回、強度テストを行うにあたり、まずはデジタルスケールに糸を取り付けるための「最強の結束」を検討しました。

デジタルスケールにはスナップを接続しましたので、表1ではスナップ接続としてまとめています。


スナップ接続に用いたのは以下の5種類のノット(?)です。


①チチワ、返し



参考リンク:エイトノットループ(8の字結び) 

ループを返して、2本で金具を締め上げる結束です。



②チチワ、1本



参考リンク:【釣り糸の結び方】8の字結びでチチワを作る!! 

→2.チチワの接続方法 とされているものです

リングは締め上げず、エイトノットループにスナップを掛けているだけです。



③ハングマンズノット



参考リンク:ハングマンズノット 



④クリンチノット



参考リンク:クリンチノット 



⑤ユニノット



参考リンク:ユニノット 


ちなみに、ユニノットが私のメインのサルカン結束方法です。


チチワが強いのは認識していましたが、今回の検証ではチチワの輪を返しても、返さなくても強度はさほど変わらない結果となりました。


また、チチワを使って接続できない場面は多いので、チチワを除いてみると、クリンチノットは強度、ばらつきとも良好な結果でした。

(結びの簡単さはユニノットが最強だと思っていますが。)



次に、針の結束です。

針の結束も様々な方法がありますが、長く愛される結束方法は次の3つではないでしょうか。


⑥外掛結び



参考リンク:外掛け結び 


私のメインの結束方法です。

⑦内掛結び



参考リンク:内掛け結び 



⑧漁師結び



参考リンク:漁師結び 



針の結束は、やはり慣れ親しんだ外掛け結びが一番楽です。

ただ、強度については漁師結びのほうが安定して強い気もします。
漁師結びの欠点としては、ハリスと針の軸が平行にならず、やや折れて固定される点です。

内掛け結びは…二度とやりたくないです。
慣れていなさすぎて、うまくいかずイライラしました。


今回の検証は以下の条件で行っています。
・糸はトヨフロンLハード 1号を25センチ程度にカットして使用。
・各結束とも5回の試行をおこなう。明らかな異常値(締め込みミス等による)があった場合は、データを除外し、やり直しを行う。
・各結束の巻き付けは5回とする。(チチワ、漁師結びを除く。)
・試験を行う結束の反対側(スナップ側でない方)はチチワで固定する。

(各結束とも、チチワが先に切れることはほとんどありませんでした。)


今回のテストを行った結論としては

今までの結束でいいや!

針の結び方は、外掛結びが美しくて強く安定していました。結局切れる原因は結束よりも瀬や歯に擦られることなので。
サルカンの結束は、ユニノットでも外掛結びより強度が出ていますので、仕掛け全体で問題にはならんでしょう。

新たなチャレンジにつながる検討にはなりませんでしたが、ひとつ安心して割り切れそうです。


 


 

 


 

 



 

 



P.S. 結束について、すごくいい記事ありましたよ。 


巻き付け回数とか、もうやらんでええやん…