さっき説明を受けていた部屋に入ると主治医は



「先程は流してしまいすみませんでした。

本人もいたので、、」と






「先生、、はっきり聞きたいです。」


そう私が伝えると主治医は険しい顔になり



「はい。」と言った






内容が

もうほんと記憶が薄いというか

聞きたいと言ったの私だけど

聞きたくない話しかなくて

頭の中パニックだったから

細かく覚えてないけど





・夫の余命は19ヶ月。2年はないくらい。
 

・本人にはハッキリ言わなかったが
仕事復帰は厳しいと思う。


•主治医がみてきた経験を考えても
この病気の予後は厳しいのが現実。


•ただしこの病気にかかる人の中央値は62歳。
比べるとご主人は41歳と若いのでもっと
長く生きる可能性はある。


•奥さんに非常に負担をかける話と
わかっているがお子さんがいることや
現在奥さんがお仕事されてないことを考えたら
伝えておかなくてはいけないと感じた



•心配事があれば病院の相談センターで
相談してみてほしい





と言った内容だった。






現実とは思えなかった。



もうずっと頭の中で

「19ヶ月、、2年はない、、」

「仕事は厳しい、、」

が、ぐるぐるぐるぐるしてた






生きてきた中で1番絶望感で

いっぱいだった日だと思う

大人になってから1番泣いた日かもしれない






ほんとその時は

「私はいま世界で一番不幸だ」

「誰かなんとかしてたすけて」

と思いながらめそめそめそ泣いた



病気の本人が1番辛いのに

そんなのそっちのけで自分可哀想と泣いた





泣いて泣いて泣いたら

そのうち勝手に涙も止まった



人間って

どんだけ悲しくてとめどなく涙が出ても

永遠と泣くことはできないシステムなんだなぁ

ってその時思った




そして

泣いてても誰も助けてはくれないし

世の中にもっと辛い思いをしてる人は

今この瞬間にもたくさんいるんだよなと

たくさんの人のブログやSNS

YouTubeでドキュメンタリーをみてたら

だんだん冷静になれた







ただ現実を受け入れるしかないんだなぁと

告知されて数日で悟った。








SNSで池袋暴走事故から5年って見た時
病気でなくとも理不尽に突然妻と
子供を失うような人もいる。

それを考えたら

突然の病気や事故事件

不幸に理由なんてないし
意義もないんだなーと思う

ただただ不運のくじを
引いてしまった。それだけ。