まずは、前回の続きです。


今回は飼育水をキレイする『バクテリア』について話をしたいと思います(゜∇^d)!!


濾過槽に住み着いて懸汚濁物や有機物を分解する『バクテリア(菌)』は主に『好気性バクテリア(菌)』という酸素を必要とする『バクテリア(菌)』です。


水槽で飼育水をキレイにするのは、この『好気性バクテリア(菌)』が大きな役割を担っているワケ。


濾材に付着するズーグレア・ラミゼアって名のゼラチン状のネバネバ物質を出す『粘着性バクテリア(菌)』にキャッチされた浮遊性のニトロソモナスやニトロソコッカスやニトロスピナ等の『好気性バクテリア(菌)』はその採り餠効果がある『粘着性バクテリア』のズーグレア・ラミゼア菌と一緒に水質浄化に努めて増殖を繰り返します。


『好気性バクテリア(菌)』が分解した物質(アンモニアや亜硝酸)を酸素を必要としない『嫌気性バクテリア(菌)』が分解して無害化を行う。

この『嫌気性バクテリア』は水槽の底床(床砂の底)や濾過槽内の隅などの酸素が少ない環境で活動する『バクテリア』です。


それでは『好気性バクテリア』が活性化しやすい理想の環境は…


◎PH6.5~7.5(PH5.3~8.7コレを外れると活性しにくい環境)


◎水温は17~25℃(15~35℃コレを外れると活性しにくい環境)


◎容存酸素量はDO1~4ppmが適当。


◎塩分濃度は3%までなら微生物には大きな影響は無い


ちなみに『硝化バクテリア』の塩分濃度は5%位までなら大丈夫かと私的には思っています。



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次に水槽を立ち上げてから、定期的に水換え時にサンドクリーナーで底床(床砂の底)のゴミを取り除いたり、濾過槽のウールマットの洗浄やウールマット交換などのメンテナンスを繰り返しても、月日が経って来ると、底床や濾過槽の底に “ デトリタス(余剰汚泥) „ と言う残渣物が溜まって来ます。


これは『バクテリア』が分解しきれないモノであって “ デトリタス(余剰汚泥) „ が多くなった場合は水槽の底床(底砂)を洗ったり、ソイルなら交換が必要となり、また濾過槽であれば、ろ材の洗浄や底面フィルターなら底砂を取り出して洗う等のメンテナンスが必要になります。


ちなみに “ デトリタス(余剰汚 „ は、コレ自体も大量の『好気性バクテリア』や『嫌気性バクテリア』のコロニーであるのも事実で、新規にセットした水槽の “ 種菌 „ として飼育水やフィルターに少量投入すると水槽の立ち上げがスムーズになります。


また、


大型水槽でオーバーフローフィルターを使っている場合、フィルターに大量の濾材を充填する場合や密閉式の外部フィルターを使っている場合。
有機物や懸汚濁物を分解する『好気性バクテリア』を活性化する為にエアーレーションを水槽内で行うコトをオススメします。


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有機物分解からアンモニア、亜硝酸まで除去するバチルス由来の硝化バクテリア。




次に…


魚の匹数も少ない上にフィルター等もチャント使っていて、尚且つ市販の『バクテリア』を入れてるのにアンモニアや亜硝酸濃度が、いつまで経つても下がらないって場合が稀にあります。


コレは水槽の環境そのものが、入れた市販の『バクテリア』の育成に適してイナイ場合に起こります。


『バクテリア』も生き物なので、市販の『バクテリア』が特殊な条件下で育成され、培養されている場合。


正直言って、その特殊な育成条件を再現する必要が出て来てしまうワケ。


どんなに優れた『バクテリア』であっても、投入された水槽の環境が合わなければ『バクテリア』は水槽の環境に馴染めずに、半日も持たずして淘汰し壊滅してしまうコトもあるとイイます。


なので、市販の『バクテリア』を入れたから、水がキレイになるとか、アンモニアや亜硝酸が減ると思っていると大きな落とし穴に落ちるコトもあるワケです。


続いては…


また、小型水槽(30㍑未満)での定期的な水交換は『バクテリア』のコトを考えると30~50%以内に留めておくコトが大切で、水交換と同時のフィルター洗浄やろ過マットの交換は避けたほうが良いでしょう。

フィルターの洗浄やろ過マット交換は、水交換後から数十日経ってから行うコトをオススメ致します。

これは、

『好気性バクテリア』が水交換とフィルターの洗浄やろ過マットの交換を同時に行うコトで、有機物や懸汚濁物のスムーズな分解に支障をきたす恐れがある為で、よくアクアリウムの管理で知られている一つとして “ 水換えは1/3または1/2以上の交換はしない方が良い„言われるワケはコレから来ています。


次に、


濾過循環を考察した場合…


◎排出量/水量=循環量:ターン数が求められる。

これは水族館などで求められる濾過に対して考え方ですが、個人の飼育でも十分使える考え方だと思います。

◎1つの水槽で “ 1 (時間) ― 6 (フィルターで濾過される回数)ターン „ 位が妥当と言われています。


そんなところで付録…


魚の排泄物に含まれている有機物は下記の通り。


アミノ酸・クレアチニン・尿酸・トリメチルアミンオキサイド・アンモニアで、この中でアンモニアが一番 多く含まれている。


それ以外のモノは全て窒素を含む有機物になるワケで、要するに魚の排泄物において汚れの根源は “ アンモニア „ と有機物の2つであると考えても間違いナイと言える。


また、アンモニアの魚や水棲動物に対しての毒性は、致死濃度で窒素として3ppm(1の水の中に3ミリ)内外だとされている。


ちなみに硝酸の毒性はアンモニアの30分の1以下で毒性も低いコトになる。



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アンモニアや亜硝酸等の有害物を分解してくれる、水質浄化バクテリア。



まぁ~ここまで話すとチンプンカンプンで書いてある内容が頭に入ってこなかった方や寝落ちされた方もいるでしょう。


なんせ、書いてる私も寝落ち寸前です(-_-).。oO


“ 水 „ という環境で暮らす生き物を飼育するコトは、陸上で暮らす生き物を飼育するコトから比べると360度ぐらい育て方が違います。

水棲生物を飼育するというコトは、生活環境である飼育水を いかにキレイに維持するか?…濾過を理解し、どのように『バクテリア』を使うか?…を考えながら管理するコトが重要になります。


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是非、1度試してみて下さい。


以上にて『バクテリア』についての話は終わりになります。



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