横浜アリーナの@JAM EXPO 2024 三日目に行ってきました。








※最初にお断りしておきますが、今回はかなり主観というか私見というか私が書きたいことをただ書く内容となっているため、必ずしも事実ではなく、個人の行き過ぎた感想満載で、迷惑オタクの虚妄の塊な投稿とご理解くださいますよう…。





こちらは初日二日目と出演したPANDAMICののぼり



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そもそも私はフェスとかにあまり興味がなく()、大規模ライブにも興味がなく()、そんなわけで横浜アリーナなんて来たことがなく(脇のライブハウスNEW SIDE BEACH!!ならある)、そもそもオタクですとは名乗ってみたもののsora tob sakanaがいた頃だって、この手のイベントからは個人的には距離を置き、デカステージがんばってくれ~位の気持ちでいた、



そんな感じで、ただsora tob sakanaが好きだったってだけでアイドルオタクを名乗るのもおかしいなと今もなんとなく思う気持ちになったが、その辺はともかく、個人的な話ですがせっかく職場が先月から新横浜になったり、それに合わせて綱島に引っ越してきたりしたのだから、まあ近所だし今年は行ってみるべと思ったんですよね。先週の佐倉くさのねアイドルフェスと同じノリである。


しかしチケ代に二の足を踏んで、初日と2日目もまあ行ってみたかったけれど、この3日目だけ出るセカイシティに照準を合わせて行ってみた。




朝から出ずっぱりのセカイシティのスケジュール







それでまずセカイシティのライブの感想から書けば、ピーチステージもオレンジステージも楽しかったですね。

ピーチステージの最初の最初だけ硬かった気もするが、それはオタクがSEを歌わなかったからだろう(?)。つまりたぶんオタクも緊張していたのだ(私はしていました)。






まあ私もSEを歌う自信がないくらいには(?)セカイシティのライブにいつも行っている訳ではないので、どのくらいが固定のオタクでどのくらいが通りすがりのオタクだったのかはわからないが、X(旧Twitter)上にはセカイシティ初見だったけど良かった的な声もあったので、様式美的なアイドル楽曲に食傷気味の方には新鮮味があったのかもしれない。楽しい楽しいとは言っても、やたら沸きまくるアイドル曲的なやつは全然なくて愚直に渋谷系の曲ばかりだからなセカイシティは。別に無理に盛り上がらずとも二人の歌を聴いているだけで楽しいし。






オレンジステージの方はオタクのSE合唱に始まり、最後はスリジャヤこと、ぼくらがスリジャヤワルダナプラコッテへ旅に出る理由(という名前の曲)だったのだが、ここまで来た頃にはセカイシティの二人もオタクも完全に暖まっており爆裂した。まあいつものようにはしゃいだ、という感じではあるのだがなんか没入してしまったな。けっこう固定のオタクも通りすがりのオタクも楽しかったんじゃないだろうか。一体感というか…。






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まあ、ライブの感想もそこそこに私が今日衝撃を一番受けたものの話をしたい。それはですね。この写真ですね。↓Xの埋め込みの仕方がよくわからんが正しく表示されてることを祈る













すごい。すごいよ。素晴らしい。私がこれまでセカイシティのライブに行っては小林瑞希さんご本人に申し訳ない写真をアップしまくってきた行為も、これですべて赦しを得られた気持ちだ。被写体もカメラマンも完璧だろう…完璧という言葉とはこれをいうのだろう…



(なぜ100や200しかいいねがつかないのか私には一向に理解がつかないが、まあ小林瑞希さんはキンマーのイベントに普段出てる訳ではないし、世間がまだ知らないというだけの話だ)







そんなわけでキンマーの水着チェキイベントには感動しました(お隣では今をときめく高身長アイドル・おちゃメンタルパーティー下谷あゆさんが、私が勝手に想像してた通りの雰囲気の明るいキャラクターで元気に振る舞っていて、高身長の時代来てるな~~と思いました)、終了時間ギリギリに飛び込んだのですが間に合って本当に良かったです。


キンマーって撮影会もこんな雰囲気なのかな~埼玉の公園の件とかいろいろあったけれどやっぱり撮影会っていったってただ気持ち悪いものではなくて(まあ気持ち悪くなってしまう可能性もあるんですけど)、モデルの努力や挑戦とかカメラマンの工夫と試行錯誤とか色々あって、そのそれぞれの感性が交差してその瞬間にだけ撮れる写真があるのであって、何を言ってるんだかわかりませんが、写真に出来る表現というものを今回小林瑞希さんと、カメラマン下山春香さんに改めて教えてもらったので、個人的には写真を撮ることに対して改めてもっと前向きに気持ちを込めてやっていきたいなと思います…。。










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ということでセカイシティは良かったのだが、これだけではチケ代の元が取れない(↑10/19のセカイシティメモリアルワンマンライブ「GJ!!(GLOBE JUNGLE!!)」のチケットはプレミアムチケットでも10,000円、アトジャは一番安いスタンディングでも1日11,000円、Tシャツに全チェキワイド付のセカイシティのSチケが激安に見えるぜ)、



ので私なりにアトジャというものを満喫すべく、まずはパイナップルステージの寺嶋由芙さんに突撃した。ここと決めて行ったのが良かったらしく、かなりいい場所で観ることができた、パイナップルステージは一応NEW SIDE BEACH!!というライブハウスである、個人的やはりピーチとかオレンジとかは、通路の仮設ステージにすぎないなという印象が正直否めないなか、ライブハウスの空間と距離感で個人的初めてのゆっふぃーのライブを観ることが出来たのは、勝手ながらすごく大きな意味を感じることができた。



オサカナのラストライブを語るポッドキャストをやっていたオタクの方が熱心なゆふぃすとだったり、今や、ゆるキャラにとっての女神と化しているゆっふぃー様には市役所勤めの大学の友人とかも多分間接的に相当お世話になっているし、






そもそも寺嶋由芙さんは同郷のアイドルなので地元の船橋親水公園とかにも来てくれてたり、そういう所で初めてゆっふぃーを観るという可能性もあったのだが、やはり、違うだろうこういう10回目のアットジャムとかで、俺にとって初めての寺嶋由芙さんのライブを焼き付けなければならんのだ、




という謎の思い込みと期待感をもって初めて観た寺嶋由芙さんのライブだったのですが、ま~もう歌は歌手のそれであり…というと表現が軽いな、全フレーズが精緻にプログラムされていて、歌い方を一つ一つ変えながら曲の世界を表現していくソリストでありながら、同時に客席からの「かわいい!」の声一つ一つにも丁寧に柔らかく笑顔を返していくアイドルとしての姿、並の歌手のコンサートでも並のアイドルのライブでも、こうはいくまい。そもそもアイドルのライブは客席に自由が与えられている、代わりにオタクはオタクとしての振る舞いを高めていき、アイドルはアイドルとしての表現を高めていくのだ。そうして出来上がっていく時間と空間こそが、そのアイドルだけが生み出せるかけがえのないライブなのだと、ついに私もアイドルのライブというものの核心を体感してしまったようだ…などと夢中になっている間に終わってしまいました。







そんな中のMCで、「一回目から来てる人いますか?…ええ~~~!?いないの…??」という煽りが決まっていた。さすが10回目の出演というレジェンダリーアイドルのMC、もう全部のアイドルは寺嶋由芙さんを目標にすべきだと思いましたね…。まあ初めからそこまでの心意気になれるかといったら、ゆっふぃーの経歴や切り拓いてきた道を見ればそんなことたやすく言えないとは思いますが、まあ本当に活動からライブパフォーマンスまですべてが模範的だ…。そして冷静になって考えるといくらゆっふぃーが模範的だからって、別のアイドル本人に対して「ゆっふぃーみたいになりなよ!」というのは、あまり良くないかもしれんと思ったので、内心思うに留めることにするが、それくらい忘れられないライブだった。(どういう感想なんだ)




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寺嶋由芙さんのライブを観たことによってすっかり元を取った気持ちになったので(たやすい)、十分満足したのですが、せっかくだからアリーナでも何が起きているのか見てみようと、ちょろちょろとセカイシティを見る隙間とかに、ライブ中にアリーナの後ろの方を出入りして、メインステージであるストロベリーステージのグループのパフォーマンスをいくつか観た。



もちろん、さすが横アリのでかいステージで、音響も照明も素晴らしく、それにふさわしいパフォーマンスをどのグループもしていた…とは思うんですよね。みんな上手かったし。

だがしかし、あえて個人的感想を書いてしまえば、たとえば8人とかそれ以上のグループで出てて、もちろんみんな大きなミスはしないし、振り付けならば振り付けで、ソロで歌うパートならパートで、その意味とか、曲の理解という面ではそれぞれしっかり理解され、それぞれ美しいフォーメーションで演じられていたと思うには思うのですが、なんというか音楽コンクールではないんだし、もっとその枠を飛び出して、会いに来ているオタクに対してもっと仕掛けてその場限りの表現に挑むまでいっても良かったのではないかと、思うところが多く。アトジャのメインステージをメインたらしめていたかというと、私としては(ゆっふぃーを観たためか)物足りなさを覚えるところが正直ややありました。



そんな中で個人的この日もっとも印象に残ったのが、私立恵比寿中学の安本彩花さんのパフォーマンスである。というか、私は私立恵比寿中学というグループについて、「春の嵐」以外の曲を1つも知らないし、そもそも安本さんのことだけは、いつだかの火曜ザナイトで緑担当アイドルを特集していた時、元オサカナのマライカさんが出るためだったか、たまたま見ていて、へーこの人がエビ中の緑なんだとなんとなくお名前とお顔を覚えていて、この日のステージでも思い出しただけという、全く失礼極まりない程度の事前の認識しかなかった人間なのですが、まあ唯一知っていたとはいえそれだけではない理由で安本さんを追ってしまっていた。


まずそのかっこいい歌声、これはもちろん聴かせどころで存分にかましてもいたが、なんというか、サビ以外とかでも忖度ないというか遠慮なくガンガンかっこよさを出していて、必要以上にチームプレーとかポジショニングを気にしていないというか、どんどん出ていく感じだったし、振り付けも明らかに大きく、目立ちすぎではというほどわかりやすく目を引いていたが(個人の感想です)、これもイベントのデカ箱でオタク全員盛り上げてやるぜという凄まじい気合いの表れのように見えたし、俺達のプレー時間は今日30分しかないんだぞ!!とばかりに、どのポジションからでもゴールを狙っていく過激さ、ワンプレーにおける寄せの速さタイトさたるや超絶で、具体的にはコーラス1つ歌うのでも常時食い気味かってほどビタっと入るし、歌ってないときの表情1つとってもメインの歌い手のカメラ画角の端に顔半分映っているだけでも絵になるし、本当に常時、お前ら俺のプレーを観に今日ここまで来たんだろ!!とばかりのオタクフレンドリーぶりで、凄かった。

もう一つだけ凄かったところを書くと、みんなで一緒に振り付けをやるように促す曲があって、それがタオルを上に投げる振り付けなのですが、その投げたタオルを取る取り方というか、空中のタオルをつかむ動きがもう、全回全アクションかっこよく、(最後の方はタオル以外の別の衣装の一部?か何か赤いやつを回収していたためそれが見られなくて残念だったが、)タオルをつかむ動作まで抜かりなく全てかっこいいのかと、心底驚愕した。


どうなんだろうな~チームプレー的な見方においては、スタンドプレーの領域に入っているかもしれないくらい目立っていたし(個人の感想です)、一人だけ凄い汗かいてる感じで浮いているといえば浮いている感じすらした程だと勝手に思ったが、 やっぱり私も初見でエビ中なんぼのもんじゃと思っていたところへ、思い切り食らわされた訳で、やっぱりせっかくアイドルやっているのだから、全アイドル、安本さんのようにステージ上にいる限り全フレームがチャンスシーンであり、 オタクの頭の数だけチャンスボールが転がっているかのごとく、常時チャンスをものにしていく獰猛さを出してやっていくべきなのではないか…


とも思ったけど、やっぱりさすがに全アイドルが、この日の安本さんのように常時やることは不可能のように思うし、安本さん自身横アリのステージが特別なものだからこそのパフォーマンスだったのかもしれない。私は正直これまでのこととか詳しく知らないし今更知ったからどうというものでもないと思っているので、単純にこれからも安本さんは安本さんらしくいつまでも活躍してほしいものだと思うし、他のメンバーも自分なりの表現をガンガン突き詰めていってほしいと思った。








そんな感じで私はもう満足して、ビックカメラに寄って電球買って帰るくらいの早い時間に撤退したが、その帰路、ミクチャ配信を開くとクロちゃんがスピジャムの表彰式の進行をしていた。クロちゃんもずっとトークコーナーに出っぱなしで、昼間も声がかすれていたが、水にのど飴を溶かしたものを飲んでいたらしい。クロちゃんも健気に がんばっていたという事だ、



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そしてスピジャムも優勝者の方にはおめでとうの気持ちもあり、個人的にはなんとなく悔しさもあるものの、まあ芸術や感性には勝ち負けはないし、こういうのの賞レースも積み重ねみたいなもんであろうというところで、アイドル業界も積み重ねが大事という感想で終わるべきところ、


なんとなくそうはいかない感じというか今回は10回目ということで割とお盆やお彼岸ぽい感じというか、 昔日の思い的なポストとかも結構あったような感じがしてしまって、アイドル文化も、もしかしたら転換点的なところにいるのかもしれないな~と思ってしまったりした。

やはり私だって、あの横アリのステージを見て何を思ったかといったら、あそこでオサカナが演ってるのをやっぱり観てみたかったという、なんとも彼岸ぽい感想を抱かなかったわけではない。


それだけ十年あまりの間に去ったアイドルたちも多かったのだろうし、たまたま私が、3連休初日はしっかり縁者側でトークライブの進行を務めていたのに、翌日ダウンでアトジャに来られなかったオタクの方とか、いろいろ無念な思いばかりに引きずられ過ぎていたのかもしれない。




とはいえ私はあとはもう、


10/19のセカイシティワンマン下北沢ERA、

11/30のPANDAMICワンマン新代田FEVER、


この2つに向けて生きていくだけなので、残りの人生ハッキリしたような気分である。燃え尽きる場所がある限り、オタクはそこでただ燃え尽きるだけなのだろう…。