おかしな話かもしれないけど、精神が安定している時は、特に書きたい事が出てこない。
執筆に携わる人間だとか、芸術に携わる人間というものが、どこか精神に異常をきたしているように見えるのは、そういう所と紐づいているのかもしれない。
まぁ、私は画家でも小説家でも何でもないので、そんな事を考えても仕方がないと思うけど。
精神的な負のエネルギーは、何かしらの芸術に結びつくものなんだろう。
私には、負のエネルギーが足りないのか?
あるいは、才能がないのか?
そこらへんはよく分からないけれど、私にも何かしら、産み出す事は出来ないものかな?
しかし自身を客観視するに、知識、教養、熱意、その全てが足りない気がする。
こういう時、一つの事に心血を注げる人間というものが、大成するのだろうな。
ないしは、破滅に至るか。
私は無難に平穏に生きていく事を良しとしている、ある意味ハングリーさに欠ける人間なので、現状に甘んずる事に躊躇いがない。
多少、何か出来ないかな、と考える事も、ない訳ではないけども…まぁ、凡人である自分というものを、私は随分と昔に受け入れている。
健康。
それが全てだ。
私の最重要事項。
それは、家族を幸福にする事。
その為の目的。
それが、私の心身の健康だ。
これを揺るがすような何かは、切り捨てて然るべきなのだ。
それを是とするか、否とするかは、人それぞれだろうけど、私はこれを、是としている。