SAKANAQUARIUM2018 魚図鑑ゼミナール Zepp東京

2018.7.10

今回のライブの構造が深海、中層、浅瀬という流れ

になるということは知っていて、朝の歌、から始まる

こともわかっていた。わかってはいたけど、あの優しい

イントロが実際に聴こえてきたときは身体中が震え

るような感覚を覚えた。

 

青いライトがメンバーを囲むように点いているだけ

の照明。本当に海の底にいるかのような浮遊感。

続く「mellow」はライブで聴いてみたかったのでこれ

は感動♪

 

「フクロウ」もやっぱりいいな。アコースティックもい

いけど、やっぱりライブでしっかり聴かせてくれるこ

の曲は片山さんに向けてかな?

 

「enougn」は途中から曲調ががらっとかわるところが

サカナクションらしくて好きなところ。みんな静かに

身体を揺らしたり、または微動だにせず聴き入ってい

る人などそれぞれに音を楽しんでいる。

    

「ネプトゥーヌス」も聴かせる曲。深海の曲はどれも

特に低音が身体中の内臓に響き渡るような気がした。

 

時折目を閉じてみて音だけに集中してみる。

どんな光も届かない海の底。水に身を任せ、聴こえ

てくる音を身体中で聴こうとする。耳だけではなく、

自分の内臓や心臓、流れている血液までにも

沁み込むように。

 

深海は曲と曲の間をサカナクションにしては長く

取っていると感じた。次は何だろうとわくわくして

いたら、後ろの幕に「新宝島」と文字が現れイント

ロの曲が流れ始める。

あれ、深海からいきなり浅瀬???とファイナル

だからセトリが違うのかな?と思っていたら、

新宝島の文字が急に切れた凧のようにぐるぐる

回って曲調もずっこける。

そして中層、の文字が現れ会場がどっと沸いた。

新宝島と思わせておいて、の中層入り。

やられた!!(笑)

 

この遊び心、さすがチームサカナクション!

一気に深海から明るい海へと引き上げられた。