雨は気まぐれをつい口ずさんでしまうとこの前書いたけれど、Ame(A)と混じってしまうときもある。
しかもこの曲は雨は気まぐれ、という歌詞から始まる。
きっと僕が何も言えないのは この雨のせいで
雲が晴れる前に言い訳しておくんだ
ぼんやりしたくて火をつけた煙草が目にしみたのは
別に何か深い意味があるわけじゃないんだ
の、歌詞の最後のほうのメロディーが上がったり下がったりするのがたまらなく好き。
あと、前にも書いたけれど、あるわけじゃないんだ、のあとのAh~というところ。
一郎さんの歌は雨を歌ったものが多い。
ヒダリカタニシタタルアメ、と歌いたくなるのAme(B)もあるしね。
正直言うと雨の日はあまり好きではない。
もちろん雨の日も必要なのだけれど、雨があんまり続くと憂鬱になる。
お気に入りの靴もはけないし、白いパンツスタイルも、雨の日には難しい。
洋服選びに空をブルーな気持ちで見上げることになる。
でも、そんな日に一郎さんの雨は気まぐれ、やAmeを聴くと、ちょっとだけ心が晴れる。いや、だいぶかも。
サカナは水や海や雨がないのと生きていけないように、
サカナクションの歌にも雨は欠かせないものなのかもしれない。