最近の事、道を歩いていたら、

キラリと光る物体を発見!
それは、「50円玉」でした!
 
たかが50円、されど50円!
何だか嬉しくなって、
家に持ち帰りました。
 
「50円玉」には、悲しい?思い出が
あります。
 
子供の頃は、一日10円がお小遣い
として貰える金額でした。
 
その頃は、10円でも、袋菓子や
駄菓子が買えました。
 
そんなある日、何かで50円を貰う
事があって、嬉しくて嬉しくて、手に
50円玉を握り締めてお店に
向かいました。
 
そして、いざ、お金を払う時に
なると、握り締めていた50円玉が
ないのです!
 
お菓子を物色してる時に
落としてしまったのかもしれません。
 
探しても探しても見つからなくて、
ワンワン泣きながら家に帰りました(笑)
 
家に帰ると50円玉を落としたと言って、
母に泣きつきました。
母は、呆れて、「お前がちゃんと
持っていないからでしょう!」と、
言って、取り合ってくれませんでした。
 
私は、更に悲しくなって、
またワンワンと泣き始めました。
 
父親が可哀想に思って
50円玉を渡そうとしましたが、
母は、「そんな事をしたら、
この子のためにならない!」と
言って止めました。
 
私は、それからも、2時間程、
呆れる家族の傍で、力尽きるまで
ワンワン泣いていました(笑)
 
両親は、大人になってからは、
大学費用を出してくれ、
結婚、出産、家の新築時にも
たくさんのお金を出してくれました。
 
でも、あの時の「50円玉」の記憶は
無くなりませんでした(笑)
 
今から思うと、私のためを思って
母親は厳しくしたんだと理解できますが、
その当時は、ただ悲しいだけでした(笑)
 
だから、誰だか落とした人には
申し訳なかったのですが、
この拾った「50円玉」が、
あの時の「50円玉」と重なりました。
 
神様が返してくれた気がしました(笑)
 
本当に嬉しくて嬉しくて、大事に家に
持って帰りました。今度は、
落とさないように。(笑)
 
その50円玉は、記念に戸棚に
そっとしまってあります。
と、思ってたら、ありません!
息子がジュースを買うのに
小銭がなくて、使ってしまってました!(爆笑)
 
 
子供の頃って、ちょっとした事が
大きな事に思えていました。
そして、その事をずっと覚えていました。
 
でもだからこそ、子供には
そんな思いをさせないように、
いつも子供の心に寄り添うように
育てられたんだなあとも思います。
 
人生に無駄な事はないのかも
しれませんね。(^o^)
 
あの「50円玉」は、いつかまた私の元に
戻ってくるのでしょうか?(^o^)