11月も半ば過ぎると、晴れてても寒くなってきたなぁ
田の水も落とし、ホソも水溜まり状態
水深も10cmくらいじゃないかな。
でも、こんな場所にも生き物たちはいる!




よく観察すると、巻き貝の這ったあとや、ドジョウやザリガニが泥に潜った生き物の形跡は残る。
ほんのチョロチョロっとでも水の流れがある場所のほうが、完全な止水より少しは酸素が溶けるんで、生き物は住みやすいよ。




メダカもチラホラ
まだ、なんとか泳いでるな
12月になると、寒さに耐えじっーと動かなくなるんだよね。




今日は飼育魚のフグの餌ために、二枚貝や巻き貝、エビやザリガニの子供を拉致。(ちょっと言いかた悪いかな💧)

泥ごと手網で掬いとり、網をふってフルイにかけると
さてと、いるかなぁ?、、、って絶対捕るけど(笑)




時間もないんで、軽くサクッとガサガサを手網で3回。
こんな感じ。
ってか、捕るのに効率よさそうな水場は、3回しかできないくらいの大きさ💧




今日の成果
アメリカザリガニ
50,60匹くらいかな
うちの数センチのフグにはちょうどいいサイズなんで、今回はこのサイズがほしくてね。
フグはザリガニの頭の付け根を後ろからバギっと、噛みつくよ。
急所をわかってるんだろうな💧




ヌカエビ
これも40匹くらい入ったかな。
これはフグや屋外タンクのイモリの好物。
ヌカエビはヌマエビより目が離れてるよ。
ここのは陸封型なんで淡水でも増やすことができるよ。




マシジミ
30個くらい
この1cmにも満たないサイズが幼魚のフグにはちょうどいい。
入水管や出水管が出たところを殻ごとバキっと。
あまりデカいシジミだと殻が硬くて、ウチのフグが噛み砕けないからね。





カワニナ
30匹くらい
タニシと違って、カワニナは殻口を塞ぐフタが完全に閉まらないんで、フタを閉じてても中身の軟体部が少し見える。
フグは殻口あたりの少し柔らかい殻をバギっとかじれば中身を食べやすいんで、タニシよりカワニナがいいよ。




ミナミメダカ
数匹
これは狙ってないけど入っちゃうな。
日本の在来種には、このメダカとキタノメダカの2種がいるよ。
別種として同定されてから、まだ10年くらいじゃないかなぁ




モツゴ
2匹
んー、残念ながら、これはこのままメインタンクの胃袋へ、、、。
フィッシュイーターが生きた小魚を捕食するとき、フツーは頭からいく魚が多いけど、フグは頭を残し体の方をバキッと。
全部食べることもあるけど、たまに頭と胸ビレだけの漂う小魚を見ることも💧怖い
でも、頭を残す食べ方は人間も同じだね




タモロコ
10匹くらい
これはとりあえず飼育用にしようかな。
でも、メインタンクの小魚が切れたら最悪は、、。




フグの餌には、ほんとはサカマキガイやモノアラガイのほうが扱いやすいんだけどね。
何故かというと、こいつらはカタツムリと同じ有肺目(ゆうはいもく)なんで、エラではなく肺で空気呼吸するから、多少の塩の入った汽水でも長生きするんだよね。海水じゃ塩が濃すぎで無理だけど。
大量に入れてもエラ呼吸のタニシと違い、食われる前に死んだりしないし、それに殻も硬すぎずフグも食べやすいしね。

でも、こいつらを捕るのはさらに寒くなってから。

サカマキガイは空気吸えるように水面の少し上あたりで、集団になって越冬するから、採取するには真冬が効率いいよ。手で直に取れるし




シジミの入水管を狙うフグ
フグが自然界で食べるであろう様々な餌を与えると、それぞれの餌により、フグ独特の捕食のしかた観察することができて面白いよ。
バリエーションあると、フグにとってもいいかもね