あの世へ逝く力/幻冬舎
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内容紹介

死にも技術が必要です。
終わりが近づくほど、人生は楽しくなる。
余命2年半の著者が知った「終活」よりも大切な死の真実。

死は誰にも訪れるものです。しかし、人は「どう生きるか」は考えますが、
「死」ついては考えを遠ざけます。
実際に死に直面すると人は、不安や恐怖から将来を悲観し身動きが取れなくなります。
生きているうちに、葬儀、お墓の用意、身の回りの品の整理……その他もろもろのことを
思案するのは大切なことですが、死の宣告を受けたものが最初にするべきなのは、死に対する
覚悟をつくることなのです。

第1章 「命の終わり」と向き合う11日間
第2章 最後の日々を整える
第3章 死は怖いものではない
第4章 逝くための準備

筆者は同窓生です。

今年の春、同窓会主催の「隅田川お花見クルーズ」で、初めて会ってお話しした人です。

自分は余命宣告されているのだ、と。

そのことを本にしました、と。


そして先日、同窓会誌に告知されていた小林氏の講演会に、同期の友人からお誘いがあり行ってきました。その時にこの本を購入しました。

講演の内容はほぼこの本に沿ったものでした。


この本の通り、彼は明るくその事を語るので、聞いている私たちは、少々戸惑いを持ちながらも、あまり深刻な気持ちにならずに彼と接することができました。

しかし、本当のところそれは、かなりスゴイことなんです。


この本を読みながら、私はガンで亡くなった従兄弟や、イギリスで亡くなった友人、そしてこの4月に亡くなった、お花の先生のことを、考えていました。

3人とも、自分の命の終わりを自覚しながら最期を迎えました。

後から、それぞれの「覚悟」が思い当たり切ない気持ちになったものです。


死が避けられないものなら、受け入れるしかないのですが、誰でもできることでもないように思います。

さらに、他人には自分の深刻さを押し付けなかったのも、共通していました。

ただただ、スゴイなという思いです。


確かに、余命を宣告された人に、「希望を捨てずにがんばれ」とは言わない方がいいのかもしれません。

でも、なかなか難しいです。