ちゃたらーのブログを読んで、図書館に予約していました。

阿蘭陀西鶴/講談社

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井原西鶴は寛永19年(1642)生まれで、松尾芭蕉や近松門左衛門と同時代を生きた俳諧師でもあり浄瑠璃作者でもあった。若くして妻を亡くし、娘と大坂に暮らしながら、全身全霊をこめて創作に打ち込んだ西鶴は、人間大好き、世間に興味津々、数多の騒動を引き起こす。ほんま、はた迷惑なお父はんや。日本初のベストセラー作家にして娯楽小説の祖・井原西鶴。娘との日々の暮らしから、謎に包まれたその人生に迫った。直木賞受賞第1作!


盲目の娘おあいをとおして井原西鶴を描いている。破天荒な父を快く思っていなかった娘が、父の想いを知り、次第に父を理解し思いやっていく過程と、西鶴が作品を世に出してゆく様子が織りなされ綴られています。この父娘の最期が「巻の外」でさらりと書かれているところが、反って切ない。憎い終わり方です。


西鶴は読んだことがなく、文学史でしか知らないけれど、「好色一代男」という題名から、偏見を持っていたかもしれません。この本を読むと西鶴の作品を読んでみたくなります。



ちゃんちゃら/講談社

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江戸・千駄木町の庭師一家「植辰」で修業中の元浮浪児「ちゃら」。酒好きだが腕も気風もいい親方の辰蔵に仕込まれて、山猫のようだったちゃらも、一人前の職人に育ちつつあった。しかし、一心に作庭に励んでいた一家に、とんでもない厄介事が降りかかる。青空の下、緑の風に吹かれるような、爽快時代小説。


お話としてはこちらの方が面白い。NHKの時代劇ドラマにピッタリだと思いました。敵役の白楊が外見が美しく、やることがえげつない。こういう人物が読み方を盛り上げる、お決まりだけどハマる。

佳境に入っての話の展開が、裏切り者の発覚の部分がちょっと分かりづらかったのは、私が寝むけと闘いながら読んでいたせいかしら?後から納得しました。

終わり方はいいんじゃないですか。