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この本の発売を待って本屋に列ができたというニュースがつい最近だと思っていたら、もう5年も前の事なんですね。増刷が間に合わないほど売れていたその本が図書館の棚に3冊揃っていたので読んでみる気になりました。
こんなに長編なのにどんどん読み進む事が出来たのは、やはり面白かったからでしょう。
以前読んだ「海辺のカフカ」と構成が似ていて、主人公が異なる章が交互に語られる形で物語が進められ、最後この二人が出会うところは「海辺のカフカ」と違うところですが・・・
しかし、やっぱり謎がいっぱい残って、もやもやする、これが「後味」になるのだろうか?
この不思議な世界の出来事は作者の頭の中では筋が通っているのだろうか?
以下、長いのであらすじは省略、読んだ人にしか分からないでしょうが、私の感想を列挙しておきます。
(ネタバレも含まれるでしょう)
とにかく、終わり方が良かったので、読後感は良かった。
青豆の意思の強さ、天吾の優しさ(強い女性、優しい男性)は今的。
青豆は暗殺者だし、天吾は大麻を使ちゃったし、反社会的なところにはあまりこだわっていないのね。
リトル・ピープルは何をめざしているのか?「さきがけ」を通じて何をしたかったのか?
反リトル・ピープルとは?
ふかえりは天吾と組んで反リトル・ピープルの立場であるはずなのに、「声を聴く者」としての後継者を生むべく青豆を妊娠させるのはどういう事?
パラレルワールドではなく、1Q84年になった時点で1984年は消滅しているなら、ラストで天吾と青豆が1Q84年を抜けたところで1Q84年の世界は消滅したということ?
リトル・ピープルは死んだ牛河のドウタを「空気さなぎ」から作ろうとしているが、マザが死んでいてもいいのか?牛河のドウタに何をさせようと言うのか?
青豆はなぜ最初からタマルに天吾を探してもらわなかったのか?
1984年の世界から1Q84年の世界に移ってもタマルや柳屋敷のマダムはそのまま存在したが、ラストで二人が移った世界はどれだけ前の世界を継承しているのか?
ご意見ありましたらお聞かせください。
最後に続編あるかしらね?
追記
お風呂に入って考えていたら思いつきました。
ふかえり、も、つばさ、もリトル・ピープルが送り出したドウタ。
リトル・ピープルは「声を聴く者」の後継者が必要だった、なぜなら深田は限界に近づいていたから。
つばさは青豆を深田の暗殺に向かわせるために送り込まれ目的を果たして回収された。
ふかえりは、青豆が深田を殺した瞬間に天吾の精子を青豆に受胎させる役目。
しかし、それは特別な深い絆で結ばれた天吾と青豆でなければなしえないこと。
だから、二人は1Q84年の世界に導かれた。
なるほど、そう考えると納得できます。
