昨日の大雨はなんとか止み、今日は曇りでどんよりとした天気です。
曇りの浜名湖の朝

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今日はミチの家に線香をあげに9時に約束。
香典袋と筆ペンをコンビニで購入しました。こんな予定じゃなかったのでもちろん用意があるわけではありません。バイクのシートで名前を書きました。
フラットシートでよかった。でも机の上で書くのとは違うので汚い字になってしまった。。
ミチの家は鷲津というところで10分程度。ちょっと迷って電話で聞きながら到着しました。
ミチは戸建てのマイホームを建てていました。
奥さんが出て来て、挨拶をしてすぐ、ミチの仏壇へ。
いや、仏壇はなく写真と線香が部屋の隅に置かれていました。
骨やなんかは実家の福島で供養しているそうです。
すぐに線香に火をつけ手を合わせて話かけました。
写真のミチは随分年をとっていて、私の記憶の22才ころからはかなりオッサンになっていました。
「お互い年とったなー」
「びっくりさせようと思って来たのに逆じゃないか」
私は涙が出て来ますが、家族は明るく迎えてくれます。
子供が4人、男2人、女2人
ミチもよくがんばったじゃん。
奥さんとも昔の話で盛り上がり、ミチと出会った頃の話なんかをして、ミチも喜んでいたと思います。
1時間半くらい話をしたでしょうか。奥さんも私を信用してくれたのでしょう、「病気と言っていたけど実は自ら....」
また複雑な思いになりました。もう少し早く、あと半年早く来ていれば何か言ってやれる事があったんじゃないか。
しかし、この運命は誰にも変えられない事です。
あいつはこの会社に入社して私たちに出会って、結婚して、ここに家をたてて、子供が4人も出来て、そしてここで眠って。。
もし、この旅の前に知っていたら、旅に出ていないかもしれない、これはあいつの配慮かな、この時期に旅をしたのもあいつが呼んだのかな?なんて考えてしまいました。
ご冥福をお祈りします。お疲れ様、ミチ、会えてよかった。

これからサルくんに連絡して車で移動というか、車にバイクを積んで移動してくれました。

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なんでこんな事ができるのかというと、サルくんはレーサー(プライベート)で国際A級ライセンスも20年前にとっているベテランになっていました。
レースがしたくて鹿児島からここに出てきて、それを25年経ったいまも熱く続けているなんてカッコイイなあ。
最後にサルくんに会ったのは会社を辞めて2年後くらい、23年前です。その時はバイク屋さんで働いていました。
サルくんのガレージで私のバイクのオイル交換や整備をしてくれました。

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さすがに手際がいいです。あっという間に空気圧やブレーキの遊び、チェーンの遊びなんかの基本的なところを見ています。
全部終わったら「1回乗ってきてー」「おかしいとこない?」
「ボルト締めた所は自分でもう1回締めて確認して」
なんかプロやな。
そしてばっちり乗りやすくなりました。
他人に自分のバイクを見せるのもいいもんだと思いました。
それからまた車にバイクを積んでウロウロします。どうしても行きたい所をサルくんにお願いします。
まず、浜名バイバス。行きたかったけど125では通れなかった。

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当時は有料でしたが、今は無料なんですね。
それから湖西市の工場へ。

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ここは何も変わってない。懐かしいなー。
この道を通って毎日通勤して、きつかったけどいい思い出だ。
それから当時行っていたようなところをウロウロしてもらいました。
当時の弁当屋さんがまだあったり、よくエビピラフを食べに行った喫茶店がまだあったり、変わった所が多い中にこういうところがあると異常に懐かしいものですね。
サルくんと夕食は焼き肉を食ってお別れしました。

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また20年くらいして会おう。急に来て1日付き合ってくれて本当にありがたい。超久しぶりだったけど25年前に寮の同じ部屋に住んでいる時のままの関係でうれしかったな。バイバイ、サルくん、レースがんばれ!

この日も昨日と同じキャンプ場でテントを張りました。
今日は最高に居心地がよく、気温もちょうど、始めてまともなキャンプ生活をおくりました。
いよいよ明日は富士山だ。