思うこともある | 冬の世界の中心の私の猟奇的な彼女の頭の中のさらっとしぼった消しゴムのソナタ?
何年前でしょうか?

皆さんも覚えていらっしゃるでしょう

騒音おばさん

当時はすごかったですね

冷静に考えれば、マスコミが、連日のように報道していることは、明らかにおかしかった

裁判の判決も出ず、被害者からの訴えを、全面的に受け入れたものでした

この報道で、善と悪の構図が出来上がっていました

あの報道をみて、皆さんは何を思いましたか?

俺は、当時「頭のおかしい大人が、たいした理由も無く、常軌を逸して叫んでいる」
そんな印象を受けました

この印象、偏っていました

今思えば、加害者の情報は津波のように押し寄せるのに、被害者の人物像も、行動も、めっきり浮かんでこないのです

争いも、自然現象も、原因なくしては起こりえない

この争いでの原因は何だったのでしょう?

報道には無かった部分です

調べてみると、出てくる出てくる「被害者は創価学会」
あーもうそんなんどうでもいい

原因は、被害者である隣人が、
聞き耳を立てて、家庭事情を知り、近所へ行って回ったなど、
加害者宅の生活音(これが限度を超えるものであったのかは不正確)、
障害を持つ息子(加害者は障害を持つ男性とお見合いで結婚し、3人の子供を生んだが、全員障害を持ち生まれ、内2人は他界)の声が迷惑、等、そういった苦情を地域の班長へ訴えていたことらしいです

(ちなみに障害とは、脊髄小脳変性症、聞いたことのある方もいらっしゃるのでは?)

ここまでは民事の範疇でしょうか

その後の2年半に及ぶ、加害者からの「抗議活動」により、睡眠障害、高血圧症の悪化などの傷害を負わせたとして、傷害罪に問われた訳です

被害者の方も、朝から布団叩き、夜も加害者宅を照らす照明
結構反撃もしてるようだ

しかしながら、あくまで被害者

傷害事件の被害者なのです


そもそも、今まで近所でも明るく社交的だった人間が、こうも変わってしまうのだから、原因の追究こそが、問題解決の鍵であったと思います

それを知る機会があれば、世論は傾くことでしょう

報道では「騒音おばさん」等のコピーを張られ、いかにも犯罪者とされていましたが、彼女はその時点では加害者でしか無かった
世論への影響が著しく大きい報道
それを少しでも理解してるマスコミがいたならば、彼女は被害者だったのかもしれません

それにしても、テレビで連日報道されたVTR
24時間監視され、盗撮もどきをされる気持ち、どうしても重ねてしまいます

これは憶測ですが、TV局からの取材の電話も、当時は相当数かかってきていたでしょう
うちは日テレ1局でしたが、1日に十数件
単純に、これの6倍と考えただけでも末恐ろしい


「他の人は徒党を組んでる。私は1匹オオカミ。私のケンカは自分で。他人に相談したことはない。自分の責任で。こんなくだらないケンカ、他人まで巻き込みたくない」

俺は彼女のその言葉が、気になって仕方が無い


この記事に関しては、できるだけ、加害者側の意見を汲み取り、少々偏ってるかもしれない

だが、当時の報道よりも、中立で、世論の判断材料として成りうるものだと思う

もちろん、傷害事件ともなれば、加害者が不利なのは至極当然ではあるのだが
個人的には、彼女が平和に暮らせるように祈りたいと思う


もっと極端な立場の記事
http://kokusaku-enzai.seesaa.net/article/68287401.html