今うちに、親の仕事場(精神病患者のための自立支援)の利用者が泊まっています
多分連休中はいるとかどうとか、、、
ここで、皆さんにしって欲しいことがあります
精神病といっても、様々な種類があり、全員が犯罪などに直結するものではないということ
このことだけは、頭の片隅にでも留めておいて欲しい
うちの会社の利用者の多くは、心的外傷後ストレス障害(所謂PTSD)による慢性的な病気を患っている人たちだ
このPTSDとは、家庭内暴力や事故、災害、犯罪などが原因となり引き起こされ、多くの障害を持ってしまう物だ
しかし、この疾患は誰でもかかる
そもそも、この疾患を判断するための症状はシンプルで、
- 精神的不安定による不安、不眠などの過覚醒症状。
- トラウマの原因になった障害、関連する事物に対しての回避傾向。
- 事故・事件・犯罪の目撃体験等の一部や、全体に関わる追体験(フラッシュバック)。
- 以上の症状が、1ヶ月以上持続する。
といったものだ
第一、PTSDを引き起こす原因は、ほとんど健常者にある
虐待や犯罪などで患ってしまう人は、近年増え続けている
病院も、満室の状態が多く、病院数すら少ない
日本では、国民の理解も乏しく、研究も遅れている(日本人の気質が原因と言われる)
ドラマやニュースなんかで目にする精神科のイメージに問題もある
皆さんは、「精神科」と聞いて何を連想するだろうか?
閉鎖病棟?はたまた、鉄格子の付いた窓?
現実には全く違う
患者が過ごしやすく、落ち着けるスペースを作る為に、開放的で穏やかなものだ
(確かに、イメージどおりのものがある事も事実なのだが)
「精神病」と聞いただけで、悪いイメージをもたれてしまうことは、とても良くわかる
が、何も知らずに嫌がるのは如何なものか?
確かに、そのようなことが原因で犯罪などにはしる人も、中に入るのかもしれない
しかし、それを大々的に報じる新聞や、過剰に反応する人が憎くてたまらない
なぜこのようなことを書くのかというと、少し前の話になる
年末の一件から、自立支援以外の資格(事業を行うためのもの)が無くなり、事務所兼寮だった場所に利用者を住ませようとした時、住民から反対されたことがあった
誰かが、克服するきっかけを作る場所を作ってやるだけで、多くの人がすくわれるものなのに、それを健康な人たちが拒んだことが許せない
今は和解し、ほとぼりも冷めたので書いている
実際に、精神疾患を患う人と過ごして、初めてわかる事もあった
薬を飲むだけで、体力を使われ、自分のしたいことが思うように出来ない
そんな姿を見ているのはとてもつらい
俺は、物事を深く考えてしまい、その人がどのような経験をして来たのかを考えてしまう
その身に何が起きて、何を考えたのかを考えてしまう
wikipediaの小野田少尉(残留日本兵だった)の欄を見ただけで、涙ぐむほどだ
だから、俺は直視できなかった
でも、今日考えた
もしかしたらこれは、その人たちと向き合うチャンスなんじゃないかと
これこそが、きっかけになってくれるんじゃないかと思った
あまり、こういう場所で書くべきではないのかもしれないので、ここまでとしよう
(十分書いてしまってるが)