今日は、一時間近く親父の昔話に付きあわされました
熊本空港はご存知ですか?
文字どおり、熊本の空港です
その空港の建設に一役かった訳ですね
熊本空港は、1960年に建設されました
そして、71年に阿蘇山山麓への移転が決定
しかし、阿蘇山の麓は土壌が弱く、滑走路の建設にはむいていませんでした
そこで、熊本県は石灰(消石灰)を使って、土壌の補強に乗り出しました
一方、借金600万(今の価値では5000万)を抱えた坂本石灰
そこを25歳にして支えていた、俺の親父に白羽の矢が立った訳です
当時、熊本には、大きな石灰工業所があったのですが、運悪くそこは加工専門、原料を直接仕入れていたうちの会社に話が回ってきたわけです
土壌の強化というだけあって、使う石灰の量は半端ありません
なんと、一日150トン!しかも、半年間連続で供給し続けなければなりません!
さすがに、小さな石灰会社に出来る仕事ではないんですが、なんと親父は引き受けます
古くから付き合いのある、某石炭化学企業に話をつけ商談成立
何事もなく、工事は成功しました
そこで得た収入はなんと、3500万(今なら3億円)!!
この成功で、会社を建て直し、関東にまで勢力を伸ばしたわけです
なのに弟に裏切られ、クビ
かわいそうですね
あくまでも、親父に聞いた話なので、美化されてるかもしれません
でも、熊本空港の話は事実
アリューシャン列島において、米軍が湿地帯の島に滑走路を作ったことを手本にしています
因みに、あまり知られていませんが、熊本空港は消石灰を凝集剤として使い建設した、日本初の空港です
まあ、こんな感じの話を一時間にわたって話される身にもなってください
模試よりも、うんと疲れました