暇ついでに | 冬の世界の中心の私の猟奇的な彼女の頭の中のさらっとしぼった消しゴムのソナタ?
昨日



スパサカ見た



風呂上がりでずっと見てたから、下わスエットで上わTシャツだった



喉が渇いてた


あいにく俺わ喉が渇きやすい



最近わ近くのダイドーの自販機でミュウを飲んでポイント貯めてる



俺ってケチなんですよねー


ちょうどそのミュウが無くなってた



買いに行こー


って思った



だって、喉渇いたんだもん


150円とポイントカード持って自販機に向かった


玄関にある鏡を見て思った
一応スエットの上も着ておこ


すぐにスエットを着て自販機に走った



売切れかよ!



なんで出てこねーの?


ぐらいな勢い




たしかもう一台有ったっけ



そぅ、歩いて3分ぐらいにもう一台ダイドーの自販機がある



でも、あんまり行きたくなかった


なぜなら薄気味悪いとこにある



Tシャツから露出した肌にあたる風に、心地良さわなく、もう一台の自販機のある方向に規則正しく流れてた



かなり迷った



散歩のついでだな

そんなノリで歩いた




結構歩いた


あれ?

こんなに遠かったっけ?



まぁ、この歳で心霊話を信じる訳じゃない




でも、確かに違和感があった

絶え間無く肌にあたる風わ寒ささえ感じるくらいだった




暗いしいつもこっち来ないからかな


そんな自己解決して歩いた




そーいや、この時間車の通り多いのに



いつもなら
バイクやら何やらでうるさいぐらいなのに




「ケケケケ」



!?


その声わ、熱帯雨林なんかにいそうな鳥の鳴き声を子供が真似した感じに聞こえた


足を止めた



ちょうど細い川に架かるコンクリの橋の上



川わ田んぼの間を沿って流れていた



鳴き声が聞こえたのわその反対側の竹林から聞こえた


俺わ気になったら、気が済むまで調べるタイプだ


目凝らした


その竹林わ風に揺られ、林自体が一つの物体に思えた
でも、何もいなかった

いや、正確にわ、よく見ようとしなかった


正直怖かった


空耳だったって事にした





「ケケケケ」


聞こえた


俺わ歩いた



何も見てない


何も聞いてない


そう思いたい




気付いたら家の近くの自販機の前まで来ていた



よく見ると売切れの表示わなく
自販機にわ虫がたかっていた



え?



びっくりした



しかもスエットの上を着ていた



振り返ると、100㍍ぐらい先にもう一台の自販機があった




意味がわからなかった


俺わ確かに500㍍わ歩いた



思えば、500㍍もこの道わ続いてなかった




走って家に戻った


玄関に掛けられた鏡わ、俺が勢いよく開けたせいでカタカタと揺れていた




2階へ上がり自分の部屋に向かった



自分の部屋の向かいの衣装室は半開きで

何かいる様な気がした



でも俺わ自分の部屋に飛び込み何もなかったかの様に、寝た



これが夢だったと思える様に