シギチドリ類は、カモメより少し小さく、オレンジ色のくちばしでアサリやカキなどの貝をこじ開けて食べる鳥で、ニューヨークのロッカウェイ・ビーチの上空で、市当局が海水浴客たちの安全のために配備したドローンを攻撃する様子がニュースになりました。

鳥たちは、ドローンに向かって飛び、鳴き声をあげたり、急降下したりしているため、ドローンに衝突して負傷するリスクがあることが懸念されています。

また、ロシアのオホーツク海沿岸の雪に覆われた斜面をヒグマの母子が懸命に登っているときにドローンが現れ、母熊がドローンから子熊を守るために、母熊の後を追って何度も山を滑り落ちそうになりながらやっと頂上にたどり着いた子熊を追い払うような行動を見せた動画もSNSで流れ、話題になりました。

動物たちにとって、ドローンは未知の存在で、人間にとってのUFOと同じです。

大きな恐怖を感じ、親は子を守るためにドローンと必死になって戦ったり、ドローンを子から遠ざけたりしようとします。

ドローンは様々な場面で役に立つものですが、動物がストレスを受けないよう、小型化や静音性を向上させ、使う際は飛行高度を上げたり、動物がいる場所で使わないなどのケアが必要と考えます。

近い将来、空飛ぶ車なども出てくるでしょうが、企業は利益や利便性のほかに「野生動物との共存」も視野に入れて開発して欲しいと思います。

【コチョコチョにまどろむオキナインコのアイ】

動物とドローン