こんにちは。

皆様いかがお過ごしでしょうか?

今日は職場の同僚がお別れ会を企画して下さり

楽しんできました。

入職当初に同じ病棟に配属された仲間で

この人達が居なければ私はここまで続けれなかった

恩人です。

ありがたいですね♡

 

 

~*~*~*~*~*~

 

 

昨夜ベッドの中でとある患者様の病状の経過や

看護について頭の中で考えていました。

そんな事を考えていたら眠れなくて深掘りして考えること

になりました。

 

身体は寝ようとしているけれど

脳内は覚醒に向いていて

ベクトルの方向が真逆ですよね。

良き睡眠に繋がらず反省です。

 

 

脳梗塞の患者様が居て治療と看護介入した流れを思い返していました。

摂食・嚥下障害看護認定看護師として関わり、

発症からどう関わったのか、

経口摂取出来ない間の間接訓練の内容は…、

この時の栄養評価や栄養管理はどのようにしていたのか、

検査データーをどのように見ていたのか、

などなど1人脳内振り返りです。

 

たまに自分の看護が患者様に適していたのか?と考えたりしませんか?

 

ふと思ったことがあります。

嚥下機能の障害がある方って機能は何となくフィジカルで「悪い」ということが分かるので、スタッフは口腔ケアや間接訓練を一生懸命に頑張ります。

しかし、輸液や栄養管理についてあまり気にされていないんじゃないのかな?と気づいたんです。

(輸液は医師の指示で投与されているので内容についてはあまり考えられていないのかもしれませんね)

 

輸液のオーダーがあるか?ないか?は確認していますが

 

『患者様に適したオーダーになっているのか』

スルーしているように思います。

 

業務が多い!と言われるのも

業務範囲外なのでは?と考えられる人がいらっしゃるのも承知しています。

 

 

でも、

『患者様に不利益が起こる医療提供は避けること』

が大切な事だと考えます。

 

 

もっと単純に

患者Bさんの病状や検査データー、フィジカル、IN・OUTバランスをみて「これおかしくない?」って気付くあなた素敵じゃないですか!

 

言われたことだけ業務をこなす働き方と比較して、

異常の早期発見が出来る!、

患者に不利益な医療提供を未然に防ぐ!

めっちゃカッコイイナースだと思います。

 

一般的に急性期で救命蘇生に関わる分野がカッコイイと言われていますが(もちろんカッコイイ)、関わり方働き方で一般病棟でもめっちゃカッコイイナースになれるんですよ!

私はそう思ってます♡

 

 

~*~*~*~*~*~

 

 

今回は私の得意分野である検査データーからみる栄養評価について少しお話させて下さい。

 

 

 

 

【栄養管理で確認する主な検査項目】

◆総タンパク数

◆アルブミン

◆プレアルブミン

◆尿素窒素(BUN)

◆クレアチニン(Cre)

◆総リンパ球数(白血球数、リンパ球分画)

◆CRP

 

①総タンパク数(TP)

栄養状態だけでなく、患者の全身状態の良否を判定するスクリーニング検査として実施されます。血漿蛋白の約60%を占めるAlb値の変動に影響され、日内変動(夕方>睡眠中や、体位による変動(立位>仰臥位)があるのがのが特徴です。

〇基準値:6.5~8.0g/dL

(新生児・乳幼児では1.5g/dL程度、60歳以上では0.5g/dL程度低めになる)

 

②アルブミン(Alb)

肝臓で合成される蛋白。血漿蛋白の60%を占め、半減期が他の血漿蛋白よりも長く、血中濃度の変動が少ないため、長期的な栄養管理の指標に適し、静的栄養アセスメントの指標とされます。

〇基準値:3.9~4.9g/dL

半減期:21日

 

③プレアルブミン

肝臓から分泌されるトリプトファン(アミノ酸)を豊富に含む血漿蛋白。肝臓の蛋白合成能を反映する。甲状腺ホルモンを運搬するため、トランスサイレチンとも呼ばれる輸送蛋白でもある。半減期が短いため、短期の栄養管理の指標に適する。蛋白欠乏・補充療法を如実に反映するため、栄養療法の効果判定・肝細胞障害の指標として用いられる。

〇基準値:[男性]23~42mg/dL

     [女性]22~34mg/dL

半減期:2日

 

④尿素窒素(BUN)

尿素は、蛋白を除いた窒素成分の約50%を占める。肝臓で蛋白分解によって生じたアンモニアから合成され、腎糸球体から排出されるため、糸球体濾過値(GFR)とほぼ反比例し、性差があるのが特徴です。腎機能障害の疑いがある場合は、同時に血清クレアチニン、クレアチニンクリアランス、電解質などの測定も実施しましょう。

〇基準値:8~20mg/dL(男性よりも女性の方が10~20%低い)

 

⑤クレアチニン(Cre)

クレアチニンは肝臓で合成され、筋収縮のエネルギー源として利用された後、腎糸球体で濾過され、尿中に排泄される。骨格筋蛋白量の指標となるが、腎機能異常に著明に反応するため、最近では食事・侵襲の影響を受けにくい尿中クレアチニン排泄量から算出する「クレアチニン身長係数」を指標とすることが多い。血清クレアチニン高値で腎機能異常が疑われる場合は、同時にクレアチニンクリアランスも実施するのが望ましい。

〇基準値:[男性]0.6~1.1mg/dL

     [女性]0.4~0.8mg/dL

 

「末梢血白血球数×リンパ球分画(%)」の式で算出します。末梢血で簡単に測定でき、栄養状態と相関して増減するため、低栄養の指標として使用される。

〇基準値:2000/μL以上

〇基準値を逸脱した場合:

    [軽度栄養状態]1200~2000/μL

    [中等度栄養状態]800~1200/μL

    [高度栄養状態]800/μL未満

〇白血球の基準値:[成人]3700~9400/μL

         [幼児]5000~15000/μL

         [新生児]10000~15000/μL

〇リンパ球分画の基準値:10~50%

 

 

*炎症反応(CRP)とアルブミンの関係

身体に炎症が起こると組織の修復に必要な細胞や物質を集めるための信号となる物質(サイトカイン)が生産されます。サイトカインは肝臓でのCRP促進を合成し、アルブミンの合成を抑制・分解促進するためにCRPは上がりアルブミンは下がる仕組みがあります。

 

CRPが上がっているのでプレアルブミンが低下していることが多々ありますので、栄養評価をされる際はご注意くださいね。

これを見つけた時は同僚に「炎症反応が上がってるからプレアルブミン引き下げられてるね。これにだまされないようにCRPが落ち着いてから評価しよっか」とカッコよく話してみてください。

 

こんな感じで栄養評価できるあなたは

 

間違いなくめっちゃカッコいいナース

 

です!

 

 

 

少しでもあなたの知識の向上の一助になれると嬉しいです。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

いいね・フォロー・コメントいただけると励みになりま♡♡