こんにちは。

ここ数日冬が戻ってまいりましたね。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

今日はとっても地味なのだけど医療にとって大切な

 

『栄養』

 

についてお話したいと思います。

 

 

 

 

この分野は看護師にはあまり興味がない方が

多いような気がします。

 

私も臨床の場で勤務していますが、

興味がある方は少ないと感じています。

しかし、栄養ってとっても大事なんですよ。

 

栄養状態が悪い=低アルブミン血症は

易感染性,難治性感染症,褥瘡の難治化,手術後の縫合不全や

創傷治癒の遷延化などを引き起こす

と言われています。

 

 

では、栄養状態ってどうやって判断するの?

 

 

いくつも評価方法はあるのですが、

本日は3つのうちの1つをお伝えしたいと思います。

 

①体重(体重変化率)

②BMI

③血液検査

 

 

本日は。。。

 

体重

 

体重は病院でも在宅でも計測できる

比較的簡単な指標です。

しかし、その時だけ(単発)で考えるのはなく

経時的に考えることが大切になります。

 

では、はじめましょう!

 

まずは体重がどのくらい変動があるのか

確認が必要です。

「体重減少あり」と記載される情報があっても

どのくらいの変化があったのかわかりませんよね?

 

「経過観察」で良いのか、

「何か対策が必要」なのか

この報告の仕方で変わってくるのが

臨床で働くあなたなら

わかってくださると思います。

 

ちょっと計算が必要になってきますが、

一緒に考えていきましょう。

必ずわかりますので大丈夫!です。

 

体重変化=通常体重ー現体重

体重変化率(%体重変化)=(通常体重ー現体重)÷通常体重×100

 

image

 

この計算式と体重変化率は

是非【メモ】しておいてください。

(職場で使われているメモ帳にお願いします)

 

 
【例】身長150cm 入院時体重35kg 
6カ月前の体重は50kgでした。
①体重変化率は?
②栄養評価は?
 
一緒に考えていきましょう。
①体重変化率=(50-35)÷50×100=30%
②6カ月で10%以上の体重の変化があったので
栄養障害あり
 
どうでしょうか?
わかりましたか?
 
余裕のある方には【練習問題】も
解いてみてくださいね。
 
 
【練習問題】身長175cm 体重53kg
3カ月前の体重は60kgでした。
①体重変化率を考えましょう。
②栄養評価はどう考えますか。
 
*解答は次回のブログで確認してくださいね。
 
 
本日もお読みいただきありがとうございます♡
『栄養・口腔ケア・摂食嚥下』で
「これが知りたい!」「わからないな?」
ということがございましたら
コメント欄にお願いします♡