こんばんは。

いかがお過ごしですか?

 

今日は「病院でのあるある話」をお話したいと思います。

 

先日、ある病棟で聞こえてきました。

「〇〇さん、ご飯食べてないのに誤嚥性肺炎だって」

この発言に違和感感じますか?

 

ご飯を食べていなくても『誤嚥性肺炎』になります!

 

 

 

むしろ絶食中の方の方が危険リスクが高いかもしれません。

 

総合的に判断する必要がありますが、一番多いことで有名なのは

口腔ケアがきちんとなされているか、です。

 

自分でケアができない人は口腔ケアの介助が必要となります。

ケアに差があると不潔な口腔内の細菌が唾液に混ざり、

背部をフラットな状態(ギャッジアップなし)で臥床していると

細菌たっぷりの唾液を誤嚥してしまうリスクがあります。

細菌入り唾液を誤嚥して、肺に流入し誤嚥性肺炎になるのです。

ちなみに口腔内と肛門の細菌数は同じと言われています。

 

 

予防法

*口腔ケアはきちんとできていますか?

口腔ケアを充実させましょう。

 

*口蓋や粘膜に痂疲が付着していませんか?

→保湿ジェルを塗布し軟化させてから愛護的に除去しましょう。

 

*頭部のポジショニングはどうですか?

→重力で食道にながれるように、軽度頭部挙上(30度)に努めましょう。

 

*仰臥位のポジショニングが続いていませんか?

→仰臥位時間が長いと下肺野や背面に肺炎像がみられますので、適宜体位変換をしましょう。

 

 

 

 

どれもこれも基本的なことですが、忙しさや業務の波でおろそかになりがちですよね。

 

患者様の病状の改善する技は

『あなたの看護師魂』

にかかっています!

 

あなたの愛ある看護のフィジカルアセスメントで誤嚥性肺炎ゼロに繋げてくださいね。