メインイベントのグランフォンドが終わって翌日。
筋肉痛というにはあまりにもダメージが大きすぎたような気がします。
ライダーとしてのメインイベントは終わり、販売店としてのメインイベントが始まります。
つまりこれが終わってしまうと日本へ帰らなければいけない。
つらみ。
メーカー巡りの日です。
まずは言わずと知れた老舗コンポーネントメーカー、カンパニョーロ。
工場の中は写真撮るとどこからともなく黒服が現れて連れ去られるというので撮れませんでした。ヤダー。
ピナレロのあるトレヴィーゾから1時間かそこらで到着するヴィンチェンツァまでバス。
ピナレロとカンパニョーロはほど近いので製品開発にいくらか協力しているそうで、ピナレロ側から要望もいくつか出してるのだそうです。
カンパニョーロから新しい製品が出たらピナレロが噛んでるな、とこれから思う事にします。
エントランスに入ると何やら展示が。
これはバルベルデの勝利記念で生産されたレインボーボーラウルトラ。
その他歴代のコンポーネントなど珍しいものが見られました。
80周年記念のセットや
無名のフレームなど展示されていました。
一切関係無いので載せるのもはばかられるのですが、偶然シクロワイヤードが取材したときの記事を見つけたので。
https://www.cyclowired.jp/news/node/293066
工場を見学して驚いたのが製品は全て本社工場で作られ、組み立てなど人件費のかかる作業はルーマニアへ送られるそうです。
加工前の素材も入荷した段階で検査し、誤差の少ないようにするのだとか。
ある程度検査や運搬など人ではいるものの基本的に自動化されているのは最先端と言わざるを得ないです。
あとTOYOTAの作業車が走ってました。
工場内では生産はもちろん、新製品の制作部署もあり、カンパニョーロのすべてが詰まっていました。
これを見ると精度はいいんだろうなぁとちょっと心が揺らめきます。
なお、操作感は合わない模様…。あと髙い…。
ところでなんでDOGMAにカンパのEPS着けなかったんですかね?
大人の事情?
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続いてはセラロイヤル本社へ。
こちらも工場があるので見学へ。
と、その前に。
時間も時間なので昼食へ。
セラロイヤルの食堂へお邪魔しました。
ブッフェ形式で自由に摂っていいやつでした。
「おかわりもいいぞ…」「うめ。うめ。」
毒ガス訓練は始まりません。
イタリア人ってもしかして日本並みに食に力入れてる国じゃない?と思うほどおいしいです。
日本はなかなか頭おかしいレベルだと思うけど。
昼食も終わりプレゼンへ。
現時点でリークのできない情報を貰いましたがそのうち解禁されます。
そのうちはそのうち。
シーソー置いてるんですけぉ…。
休憩時間に大人がこれに乗って遊んでるの想像するとほほえま…ほほえましいかな…?
遊び心にあふれてて好きですこういうの。
そして工場へ移動。
まず見えてきたのがサドルの金型棚。
これがまた壮観。
こういうのが所狭しと鎮座しています。
サドルの山です。
ここから世界各国へ出荷されていくようです。
フィジークのサドル表皮。
表皮も従来の縫製式と熱で圧着する方式とあるらしいです。
画像を見直しているとこれなんだっけなってなるのもあります。
これ、なんだっけ…。
ここでサドルベースと表皮を圧着します。
行ったタイミングはちょうど休憩してたらしいのですが特別にやってみせてくれました。
まずはベースと表皮の接着部分に特殊な糊。
二人がかりで圧着。
二人がかりでないとうまくいかないらしいです。
余談ですがイタリアでは普通にタトゥー入ってる人も働いてます。
イタリアは、というか日本以外ではって感じな気もします。
自由でいいと思いますけど日本だとイメージが悪すぎて今更なんともしがたいんでしょうねぇ。
貼り終わると裏面への接着作業。
ここでも二人がかり。
お店のツイッター見てくれてる方だとみてもらったかと思いますが、この作業通して1分近くで出来てるんじゃないですかね。
職人の技。
その後は別の人へ引継ぎ余った部分のカットへ。
こちらはレールのはめ込み。
まずレールの差し込み穴へ糊付け。
そして機械を使って一瞬ではめ込みます。
撮り忘れましたてへぺろ。
そんなこんなでサドルが完成し梱包され世界各国へ輸送されていきますドナドナ。
ふと見上げるとジャージが展示されています。
これいつのとか全然聞いてませんね。
今回セラロイヤルからの招待でなかったので未経験なのですが、セラロイヤルから招待されると手ずからサドル製作体験ができるそうです。
やってみたかったなー。
写真だとよく分らんですがソファです。
なかなか謎デザインのインテリアが置いてましたが、うーんイタリア!って感じでした。
一通り見学が終わると軽食タイム。
デザートやらなんやらをひとつまみ。
サッカーゲーム(アナログ)。
難しいんですけど。
まさかのコンチネンタルモデルとかいう謎の贅沢感。
ん?さっきたべたばっかでは…??
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セラロイヤルも終わり次へ。
その日最後のメーカーはELITE。
ボトルやローラー台で有名なELITEさんです。
このインテリアは何かといわれるとよく分かりません。
かんがえるな。かんじろ。
ひとまず今年の新製品の説明会へ。
現時点で何もお喋りできないので割愛。
めちゃ高なエアロバイクです。
いくらっていってたっけな…
ウン百万とかだったかな…
一台が、です。
施設内を散策。
現ELITE社ですが、ELITEが買い取るまでこの施設は別の用途で使われてました。
その改築の様子が展示されてました。
かつてのボトルやボトルケージ、ローラー台の当時の広告も。
そしてかつての施設の用途は…なんだっけ。
石灰を作るか何かだったと思います。
煙突の上から近くの河で拾ってきた石を焼いて石灰にする施設です。たしか。
下から見上げてみました。
いろいろと広告の中に一つ。
有名なボトルの受け渡しシーン。
1942年コッピとバルタリがライバル同士の受け渡しで感動を呼んだ(?)シーン。
なお、これどっちが渡してるのか不明らしいです。
当時の動画とか残ってないのかな。
時代も時代だからね…。
近くの河とかで採れた古代遺物など。
古代の遺物って男の子の心をわしづかみにするんですよね。
こういうのでいいんだよ。
いや、これがいい。
ちなみに展示の施設の外観。
さすがに全体を撮れるほどの距離が取れなかったのでご勘弁。
わざわざ日本からくるということで国旗をはためかせてもらってます。
優しい世界。
どこかの半島のお猿さんも見習いはったらいかがどす。
まぁ、の ぼ る よ ね 。
雲一つない空の下、遠くまで眺めるので気持ちいい景観でした。
見せない構図。
僕の記憶の中にしかないです。
高い建物が基本的に無いので景色が落ち着くんですよ。
日本はほら、狭いから…。
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いやーしかし見学とはいえね。
くぅ~疲れましたww
はいお仕事終わり-----!!
もう何と言われようともこれで仕事モードは終わりですぅ!!!
なんというかふと気づけば酒をあおっているのでこれまでの人生分のアルコールを摂取したような気がします。
トレヴィーゾ名物の白ワインはナチュラルに美味しかったので思わず買って帰りましたとさ。
めでたしめでたし。
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なおこのブログは
7月中旬頃に書き始めて
本日書き終わりました。
うそでしょ。
最終日編・番外編いつ終わるのこれ。
書いた人:イタリアロススタッフS