写真撮影が趣味だった頃があります。そして、写真をあまり撮らなくなっても当時使っていた機材は当然残っています。

最初の一眼レフカメラはミノルタX-7。
宮崎美子さんのCMが印象的だったカメラで、絞り優先AE専用カメラでした。
旅先で印象的な風景を撮るために用意したのですが、カメラの知識が中途半端に増えた弊害でマニュアル露出も備えたカメラが欲しくなり、スグにミノルタX-700に買い換える。
その後、高級機も欲しくなりミノルタX-1を中古で購入。X-1はどでかいAEファインダーが印象的なミノルタ唯一のプロ用機で絞り優先AEとマニュアル露出を備えていました。
この頃からあちこちの祭りを撮り歩くようになって行く。そして‥

それは飛騨高山の高山祭り(秋の八幡祭)を撮りに行った時でした。
その日の撮影を終えて宿泊先の高山ステーションホテル(要寝袋)で新聞紙を広げて寝袋の用意をしてい
たとき隣に陣取って来たのが元凶の彼でした。
翌日行動を共にすることになる彼の愛機がニコンだったのです。

彼の愛機ニコンF2は重厚でメカニカルな印象でレンズも殆ど金属製、対するミノルタはX-700はプラボディだし、レンズもプラ部品を多用している。
その旅から帰った僕はスグにミノルタを下取りにニコンF3を購入。
その後F3用モータードライブMD-4とニコンF2フォトミックAも購入。
そして、F2用モータードライブMD-2購入。

そしてキャノン。
ニューFD80mmf1.2L‥鏡胴が異様に膨らんで異彩を放つレンズ。知人から格安で譲り受けた。しかしこの時はまだキャノンのボディを持っていなかった。
実はFシリーズを揃えるためニコンFを買おうと思っていたのだが、結局キャノンF-1を買う。
F-1、F2、F3と揃った‥と無理やりこじつけて納得した。

それから数年、相変わらず祭りの写真は続けていたが「山」に興味を持つようになり本格的な風景写真を撮るために画面フォーマットの大きなカメラが欲しくなりブロニカかマミヤで探すも、同値段で中古のプロ用機を見つける。
6x6フォーマットの八ッセルブラッド500C/M。
尾瀬や東北方面を撮影。尾瀬沼にてハッセルが縁で知り合ったプロからニコンF2チタンを格安で譲ってもらったのもこの頃。
しかし視線は次第に山の上へ‥
そして、とうとう登山を始める。

西穂高岳登山から始まり、表銀座縦走と次第に本格的になる中、軽量化という建前でハッセルはライカM6に変わっていた。

そして次の槍~穂高縦走の計画を立てていた時バイクと出会う。
中免で250ccには乗っていたがまだ下駄代わりに過ぎずバイクで旅なんて発想はなかった。
知り合いが限定解除するというので見学に行ったら、それまでは低い合格率から夢だと思っていた限定解除が現実味を帯びた‥みんな練習もせずに受けてるから率低いだけじゃん‥
と、思いながら8回掛かった奴です^^;

そしてCB750Fに出会う。
ここからバイクライフが一気に加速して現在まで走り続けている。
カメラはバイクで使ってもキラリと光る(と勝手に思っている)高級コンパクトで、CB750FでコンタックスT、R80とK100RSでコンタックスT2、R100RSでリコーGR1Sと移り変わっている。

で、現在、使用頻度が最も多いのは、なぜかミノルタXD(!!)数年前中古屋の店先でネオブラックを見かけてつい買ってしまった。ミノルタのレンズは発色がいいのです。
まるで喜劇のような結末です。