個展と2月の終わりのとき。 | 日本画家 榊山敬代 オフィシャルブログ 人生こんなもん。Powered by Ameba

個展と2月の終わりのとき。


2月28日の東京は
サラサラひんやり
冷たい雨模様です

きょうは 雨をながめながら
個展の前日 搬入の日の朝を
ふと おもいだすのでした

設営の当日は始発便で山口へ…

空港まで向かう途中では
チラチラと雪が降り出し
飛行機に乗る頃には雪も
ポタポタと激しく降り出しましたから

やっぱりなぁ…、、と

雨女なわたしらしいお天気だなぁ と
いよいよと個展は はじまるのでした …  


…さて

無事に開催いたしまして
無事に終了いたしました

『 榊山敬代日本画展 』 

From your Valentine

〜小豆色と黄金色の物語〜




この度は 山口県は下竪小路へ

新たなスポットとして新設されました

豆子郎大内館店にて 日本画展を開催させていただきました


搬入からかぞえますと

5泊6日の山口滞在にて


1日1日はどきどきと新鮮で

普段は人に会わずにひきこもり生活ですから

毎日人と接する時間はとてもまぶしくて

みなさまには 親切に面倒を見ていただきまして

おもてなししていただき 大変お世話になりました


そして なによりも 個展の開催にむけまして

豆子郎の社員の方々には 多くの心強きサポートをしていただきましたお陰で

魔法のようなスケジュールを刻むことができました


今回の個展では

インスタグラムにて 個展模様のひとコマを

記録してみましたので よろしければ お時間ありますときに 辿っていただければとおもいます… 

→ #榊山敬代日本画展豆子郎大内館店の巻



この度の個展の試みとしましてはコチラより…

豆子郎大内館店にて個展のとき。


そして

豆子郎さんでは美術品のコレクションを

多く所蔵されております背景に

コラボレーションできないかなぁ…と

悩む日々ではありましたが

とりあえずアイデアの色々を担当の方と共有しながら


山口→←東京 という距離のなかで

打ち合わせはメールと画像をたよりに

会場の寸法から 備品の寸法にいたるまで

気の遠くなる部分までサポートしていただきました


このような細やかな準備のもと

設営当日ではみなさまのアイデアのお陰で

大内館ならではの上質な展示空間となるのでした

 


さて いよいよはじまりました 初日では

ぞろぞろと 早速 テレビ局の取材がいらっしゃいました





この度は二日間にわたりまして

四局のテレビ局さまへ取材していただき


日本画展のひとコマが夕方のニュース番組として流れました時は どきどきと…

大内館店や日本画の情報がひとりでも多くの方へ届くといいなぁ…と 願いながらも

インタビューではうまく伝えられなかったなぁ…と 反省会。。




ファンシーちゃんも 久しぶりのテレビ出演には

興奮しているように映るのでした


そして


15日に開催いたしましたのは

LE VELVETSの佐賀龍彦さんとのトークショーでした





トークショーを開催しましたのは

銀座三越の個展で博報堂の軽部さまとご一緒したのが 最後でしたから 

この度は人前に出るのも数年振りな状況に

滑舌など 心配していたのですけれど

トークショーが始まりましたら

あれ…たのしいなぁ…と

真面目にお話しした方が良いのかと 構えていたヨロイがポロ…と飛んでゆくように

みなさまと楽しい アートな午後をご一緒させていただきました


トークショー午前の部は 

500年後を想定しました作品解説や

カカオの世界へイメージをふくらませながら

ピアニストの夢を諦めた中学時代のおはなしや

豆子郎さんとベルベッツさんのロゴのひとコマ

クラシックと絵画における似たところなど

歩んできた人生も重ねながらのトークでした


午後の部は

作品解説と山口の魅力についてイメージを広げて 自然崇拝してきた 日本人の心へおもいを寄せて 愛や母性なひとコマをみつめてみたり…

胡粉の人生や 地球のおはなし 佐賀さんならではの声の発生のひとコマなど

あらゆるイメージの世界へお付き合いいただきました


佐賀さんとは 細かな打ち合わせはしておらず 

会場に向かう移動中の車内で大まかな流れを確認しただけでしたが

詳細を決めないことによって 意外な展開と

新鮮な言葉が飛び交うようにかんじました


人前で話すのは苦手ですが

ご一緒できました皆さまのお陰で

話すたのしさへ すこし目覚めるような機会となり 最後までお付き合いいただきました皆さまへ

また お会いできたらなぁ…と ささやかに願いつつ

心より ありがとうございました… 


ところで わたしは

個展はいつも雨…ときどき…嵐

という かなりの確率で雨女なのですが


この度は 個展の初日からはお天気にめぐまれ

安堵な模様を トークショーのとき お着物を着付けしてくださいました 昔から豆子郎さんとお付き合いのある美容師さんへお話しましたとき


「これはね 豆子郎日和 というんですね…」

と 不思議なひとコマを教えてくださるのでした

それは 豆子郎さんのイベントがある時は

必ず晴れるとのことでした


そのようなわけで もしかしたら

わたしが帰る時に雨かもしれないですね…と

みなさんと予想していましたら

トークショーを終えて東京へ帰るために

空港へと移動中のこと…ポツ・ポツリ・.

ザーッ…と ずっと我慢していたように

大雨となるのですから…ぁぁ…やっぱり…と

雨のかみさまが見守ってくださった気配へ

おもわず手を合わせてしまうひとコマなのでした


豆子郎70周年のロゴ制作からつながりました

この度のご縁は

わたしの感性を受け入れてくださいましたことにはじまり

個展の主催 協賛へとご協力いただき

見えないところで 準備や手配など…

たくさんの方々に支えていただきました


また 最終日にむけましては

テレビがきっかけで足を運んでくださったり

トークショーから再度お越しいただき

日本画のひとときをお楽しみくださいました方もいたようで

会期を1週間延期しましょうかというお話しもありました程

少しずつ浸透されていた状況をうかがいまして

大内館店がキラキラしてる気配には嬉しくなりましたひとコマです

また この度の個展をきっかけに

作品をご覧いただきました丁寧なご感想メッセージなど

うれしく拝読させていただいております…


ご来廊いただきましたみなさまへ

あらためまして感謝申し上げます


きょうは 簡単ではございますが

山口へ滞在中の個展模様をつづりましたが

また個展の会場模様は ファイルにしまして

後日 個展にご来廊くださいました方々へご覧いただけるようにしたいとおもいます…


ところで


山口ではまぶしい景色と

たくさん出逢いましたが


表現者として 一番心がふるえましたのは


晩年 雪舟が水墨画を確立された山口にて

毎朝 宿からみえる山々は

雪舟の眼差しを研ぎ澄ませた

神聖な気配に満ちあふれていました


東京に慣れてしまいますと

なにか 大切な眼差しを忘れていないだろうか


この度の山口の個展では

もうひとつ 新しい瞳が開かれるように

山口に宿る自然のかみさまへ触れていたような

不思議な個展となるのでした


最後に 


私の日本画へ対する姿勢へご理解いただき

日本文化を発信する機会として

日本画展を主催 協賛してくださいました

株式会社豆子郎 さまへ


心より感謝申し上げます…



さてさて

明日から3月のとき


来月からも新たな展示がはじまりますとき

ひきつづきまして お付き合いいただければとおもいます…




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