夏休みの制作のとき。 | 日本画家 榊山敬代 オフィシャルブログ 人生こんなもん。Powered by Ameba

夏休みの制作のとき。



ミーンミン…

ときどき

…ツクツクホーシ

街をあざやかに にぎやかにと
盛り上げてくださった蝉さんのBGMも

ふと 夏のおわりの小節が
聞こえはじめる季節となりました

週末の気候では
秋の香りが夏の日差しにまざっているようで

夏のうしろ姿へ ありがとう…と
すこしせつなくかんじましたひとコマです

お盆休みでは

ゆっくりされた方も
いつもどおりの方も

それぞれの時間を
過ごされますなか

やはり
お盆の気配は

毎年 不思議な気配に包まれていて

なつかしいおじいちゃんやおばあちゃん
そして会いたくても会えないあの子へと

心のなかで ただキラキラとおもいだす時間は
今 わたしたちが生きているという奇跡へ
ただ まぶしく感じさせてくださるようでした

そして 今は地球で会えない
なつかしい彼女のことを思い出しますとき

あの子の分まで
がんばって生きたいな


がんばれるきもちのひとコマへと
背筋が正されるときでもあります


…さて 

八月も後半となりまして
制作がなかなか進まず
大分焦りはじめているのですが、、

制作の記録として…お盆休みがあけての節目に
少しのブログをつづっておきたいとおもいます

今年の夏休みな制作は

久しぶりに大作へ挑戦していますうえに
今まで描いたことのないモチーフでして

ボーゼンと気がとおくなったり
どーやって 描いてゆこうか…と

絵から離れて考えこんでしまったり
へばりついて絵がみえなくなったり

バランスがまだつかめていないこの頃です

今は 下絵を本画へと
描き写す作業の段階なのですが

アタフタと進めていた今朝のこと

いつものように
アトリエの掃除をしようとドアを開けましたら

パネルへ貼り付けていたはずの下絵が
テープでの固定が甘かったようでして

ズルズルと

床へおちてしまっているのでした




せっかく 細やかに転写してますのに
これでは少しズレてしまうではないですか…と

アワアワしてしまったのですが

ハタと

ズレ落ちて顔をだした作品の絵肌を
しばらくとみつめていましたら

進め方はこれではいけないよ…と
絵がおっしゃっているように映りまして

それでも…とりあえずと転写してゆく作業を
続けていたのですが

夕暮れ時に 
ふと ちがう進め方がみえてくるのでした

そのようなわけで
先週の作業は部分的に消すことになりまして
写し方をあらためることになりますが…汗、

下絵がはがれおちる偶然は
考えなおす必然へと変わるのでした

そして ふと 昨夜のひとコマを
おもいだしたのですが

それは
ちょっと怖い現象でした。。

ちょっと怖いというか
不思議なひとコマです

それは キッチンでの出来事です  

カキーン…と
音がしましたので

音のする方へのぞいてみましたら

人が持ち上げないと鳴らない音が
勝手に動いて音をたてたのでした…ドキドキ…

でも 怖いかんじは全くなくて
妖精さんでも遊びにきたのかな…と

そのような不思議なかんじの翌日に

本来ならば 簡単にははがれおちない下絵が
イタズラされたかんじの様子でしたから

もしや…

昨夜の妖精さんは
絵の忠告にきてくださったのかな…と

ちょっとだけヒンヤリします
偶然なタイミングなのでした 

…[ 夏のおわりのプチ怪談話 おわり]


ところで

今年の年賀状や時々のブログでは
年内に個展を予定していることを
お知らせしておりましたけれども

新作となります
蓮シリーズをお披露目できますのは

偶然にも 会場からのご意向もありまして
来年の春頃に 作品をお披露目する予定と
なりそうですので

年内は展示の予定はなくなりまして
また来年の詳細を告知できます頃に
ご案内させていただきます…

それにしましても

昨年…今年…では ひきこもって
制作に集中する時期となりましたが

来年では
もしかしたら展示祭になりそうでして

日本画をとおして

あらためて文化のルーツや
季節のひとコマ
心や人生をみつめるひとコマでしたり
土地に根付く背景をのぞいてみたり…と

日本画のあらゆる表情を
お届けできたらなぁ…とおもいます

…そのようなわけでして

来年のために…

2018年の後半は ひきつづきまして
制作へはげむ時間にしたいとおもいます。。

マニアイマスヨウニ、、



インスタグラム…日常生活のひとコマ

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