諸行無常の途中で。 | 日本画家 榊山敬代 オフィシャルブログ 人生こんなもん。Powered by Ameba

諸行無常の途中で。



青空がまぶしい午後…

先日では

末っ子の妹のお誕生日プレゼントを買いに
テクテクと表参道を歩いていました。

新緑の木漏れ日は
キラキラユラユラ

行き交う人々を鮮やかに照らして
街はみずみずしく感じるのでした

そして ふと
妹が幼い頃の面影をおもいだしながら

こんな清々しい季節に
産まれたんだなぁ…と

そして

また1歳と歳を重ねる輝きに
眩しく感じてしまうのでした…

…と

表参道ヒルズを通過したときのこと

…ぁ

と…立ち止まる風景がありました

…そういえば

ギャラリー。。
なつかしいなぁ…

そのギャラリーとは
表参道ヒルズの路面沿いにありました
ガラス張りのギャラリーでして
Fancyを初めてお披露目した場所であり
初めて個展を開催した場所でもありました

現在では閉廊しておりまして
新しいブティックのお店へと
リニューアルされておりましたから

輝いていた場所がふと消えると
もしかしたら夢だったのかな…

今の現実に姿が見当たらなければ
まぼろしのように感じるのでした

まぼろしといえば
そういえば…とさらに

おもいだしておりましたのは
銀座三越のギャラリーでした

昨年個展を開催しました
8階の立派なギャラリーですが

先日立ち寄ってみましたら

現在は7階へと移動されまして
8階は免税店のフロアーとして

様変わりしておりました様子には
少しびっくりとさみしいキモチに。。

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内装は白を貴重にされた
和の香り漂う雰囲気へと

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リニューアルされておりました…

跡形もない風景を目の当たりにしますと

あの場所だからこそ
めぐり逢えた方々とのご縁が
さらに貴重な時間へと感じてくるのでした。。

こんなふうに

このような景色は
ほんのひとコマでして

最近不思議なのですが

わたしの周りの景色や環境や人など
変化してゆくスピードを速くかんじます

そのような情景とは
まるで映画を観ているように

わたしのなかの時計は
止まっているかのようで

けれども
たとえば外をのぞいてみますと

お部屋の窓から広がる景色の樹々は
スクスクにょきにょきと
枯葉と若葉が入れ替わるように
変化しつづける映像が流れているように。

変わりゆくモノと
変わらないココが

同じ時空でなびく景色の途中では

変わりゆくはかなさと
変わらない永遠さのひとコマを

垣間見ているようなかんじです。

そして

この度の信じられない熊本地震の
エネルギーと足跡の現実へ触れますと

ふとこのような言葉が
浮かんでくるのでした

それは… 諸行無常 …

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この 諸行無常

という響きの断片から
肩をたたかれるように

熊本地震から二週間程経ちますが

人生の途中で大切にしたい眼差しを
見直してみるのでした

そのひとつとして
諸行無常という眼差しから  
見つめてみましたとき

今 
時を刻んで居る場所も
いつかは変化してしまうかもしれないとしたなら

今の時間と環境を
おもいっきり味わいたいなとおもうのでした

それはたとえ
辛い時間や苦しい環境だとしても
楽しい時間や幸せな環境だとしても

やがて未来の自分にとって
眩しい幻になりますように
刻んでゆきたいものです。。

ところで

こちらの人生こんなもん。ブログも
今年の春で6年目となりました

開設した当時は28歳ではございましたが

人生こんなもん。 

というフレーズは
今となりましても 

すきなニュアンスです

そして

ドーン…と咲き散る
花火たちのバナーも

開設した当初からデザインも変わらず
見慣れた景色となってきたわけですが

あらためまして…

人生ってこんなもん。
かもしれないからこそ

今日咲かせる自らの花火を
大切にしたいとおもいます

…と いうことで

明日は何色の花火を
咲かせてみようかな…

たまには
そのようなイメージも秘めてみながら

明日も自分らしく
咲いてゆけたらとおもいます。。


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