古代エジプトのとき。
きょうの午前は六本木ヒルズ
森アーツセンターギャラリー
「黄金のファラオと大ピラミッド展」へ。。
きょうは展示最終日でしたので
混み合いを避けようと開館前に
出かけてみたのですが…すでに
入場券を購入するエリアでは
入り口付近まで長蛇の列にて
開館前から混み合っておりました。。
昨日にひきつづきまして
この度の展示も昨年から
気になっていましたうえに
昨日にひきつづきまして
黄金つづきとなりまして
新年からまばゆい世界と
向き合っている感じです
さて 今回の展示模様ですが …
巨大ピラミッド建造の謎に迫るべく
世界エジプト・コレクションを誇る
国立カイロ博物館の所蔵品より
100点あまりのエジプト至宝が展示されていました。
ツタンカーメン王の黄金のマスク
にはじまり
三大黄金マスクのひとつ
アメンエムオペト王の黄金のマスク
クフ王の銘が入った彫像
彩色木管…などなど
ピラミッドが建造された時代
（古王国時代）を中心に
末期王朝時代までの歴史が
王家の女性をはじまりに
貴族やピラミッド建設に活躍した
人々の暮らしと共に触れられる展示
となっておりまして
第１章から第５章にわかれて
構成されておりました
…ということできょうは
この盛り沢山な展示のなかにて
ひときわ引きつけられた世界を
つづっておきたいとおもいます
そのひとコマとは
最後の第５章「黄金に輝く来世」です
古代エジプト人による来世観を辿るべく
お墓や埋葬のカタチをテーマに
古代エジプト人は来世と現世を
どのように見つめていたのか…
この時代の心へ寄り添ってみたのでした
古代エジプト人は
天に毎日あらわれる太陽について
東の空へ昇り…西の空へと沈む…
太陽の道筋を永遠の真実と崇めるように
太陽神「ラー」を信仰していました。
この眼差しに焦点を合わせてみたならば
古代エジプトに生み出されたカタチとは
すべてに太陽なるヒカリを感じずには
いられないほど…
残された彫像の雰囲気からは
眺めていると太陽の気配を感じて
不思議なあたたかさに包まれます
例えばピラミッドのカタチも
天の雲間から降り注ぐ三角の
シルエットがはじまりだとか…
素直な感性とはシンプルな美しさを
教えてくださいます。。
…ではココで
展示作品のひとつをあげまして
古代エジプト人の来世観をのぞいてみたいとおもいます
（tbs特設サイトより）
こちらは…死者の書が描かれた
三千年前のミイラの棺です
わたくしもスッポリ眠れるような棺には
隙間なくみっちりとあらゆる記号たちが
カラフルにと描きこまれているのでした
まずは棺の本体側面には
古代エジプトの宇宙観を表した
天空…大気…大地 の図
そして…最後の審判の
心臓の計量の図
さらには…火災地獄の図
おわりに…棺本体底面には
羽根をつけた両手を広げた女神の図
これらは「死者の書」なる挿絵として
描かれていました。
まるで曼荼羅のような雰囲気に
眺めていますとココの宇宙へと
心が着陸するような世界観です
そして…ココの宇宙から
天を見上げてみたならば
生きる途中は死後のための
心がまえをしているような
死後への畏れと命ある時間への
謙虚な眼差しを垣間見るのでした
今の世界では
簡単に人を殺してしまったり
戦争へと発展してしまったり
心が痛むような鈍るような
現実が多いなかで
あらためて世界がこのような
死者の書の棺へ入るような謙虚さを
おもいだしたとき
世界はすこしでも
太陽のような心へ
戻れるのでしょうか…
古代の表現等を眺めていますと
なぜか心が座る感じになるのは
人類の本来の心と再会しているように
古代を眺めているようで
ありのままと出会えたようで
未来を見据えているようで
そんなふうに
古代から伝わる表現や祈りのカタチに
触れてみたいものです。。
…そんなキモチに浸りながら
かえりみち。。
丁度お昼の時間に
正直なお腹はグー
…と現実へ 。。
そして
なぜか辛いものが食べたくなりまして
ナマステ…と
エジプトとは全く関係ありませんが、、
ピリ辛なインド料理をいただきました
ところで古代エジプト人の食の世界も
興味深かったのですが…現代にも似た
パンやビールなどがあったようです
ちなみにビールはアルコールが低いとのこと…
そのうえ生ぬるかったでしょうから…
現代の冷蔵庫でキンキンに冷えたビール
を口にしたらきっと感激したんだろうな…
など おもいをめぐらせてみながら。。
古代エジプトの時代まで
もしもタイムマシーンで
一品お届けできるのなら
冷えたグラスに冷たいビールを注いで
「ピラミッドの制作
がんばってくださいね…」
…とエールを込めて
お届けしてみたいな…
とおもうのでした。。