LOVE展と愛のカタチ。 | 日本画家 榊山敬代 オフィシャルブログ 人生こんなもん。Powered by Ameba

LOVE展と愛のカタチ。


六本木ヒルズは
森美術館にて

現在開催されております

LOVE展
アートにみる愛のかたち

ようやく
昨日

観てまいりました。


シャガール
デミアン ハースト
草間彌生
初音ミク

などなど

あらゆる芸術家の
愛のカタチが

ドク
ドク

と…会場を包むように
鼓動しておりました。

絵画 
彫刻
写真
映像
インスタレーションまで

時代も表現手段も
幅広く展示されておりますので

自らのハートと
ときめく作品と

出会えるかもしれません…


そのなかで
この度

わたしのハートが
ピタリと止まり
作品へ引き寄せられたのは

メキシコの画家
フリーダ カーロ の作品でした。

十数年ぶりに
実物を観たわけですが

彼女の作品を観て
おもいだす感情は

絵を観て
はじめて

目がしらがあつくなり
なみだで絵が霞んでいた光景を

おもいだしたのでした…

それは
感動などといった

美しさに心がひかれたこととは
うらはらに

彼女のせつない息づかい
胸が引き裂かれるような
熱い赤色の痛みのような

こんなにも
強く

けれども
はかない

まるで

炎のような気配が
作品から放たれていたのでした。

それは
彼女の身体や人生

すべてが
痛みに満ちていたからというよりも

ひたすらに

愛を求めて
情熱に生きた彼女の筆跡からは

生ききる強さ
という気配を。

当時くよくよ弱かったわたしへ
おしえてくれるのでした。

今回飾られている作品は
どちらかといえば

フリーダの家系を
客観的な視点から
描かれた作品でしたので
落ち着いて観ることができますが

あらためて

フリーダの作品と
再会したことへ

彼女が愛した人生を
美しくおもうのでした…


そのようなことを
おもいはせながら

…トコ
トコ…


会場を巡って行きますと

会場で鼓動する
作品たちからは


愛 とは。

記号で表現してみるならば
♡ でしょうか…


愛 とは。

人間で表現してみるならば
抱擁や接吻の姿でしょうか…


愛 とは。

文字で表現してみるならば
LOVEや愛 と 書くのでしょうか…


あらゆる愛のカタチが
テーマごとに別れており

あらためて

愛とは 

どんなもん…?
…こんなもん?

果てしなくつづく問いの先と

けれども

実は愛をすでに知っている
わたしが先で待っているように

わたしと
わたしの
ハートは

愛の角度を
確認してみるのでした。


そして

表現することの
はじまりは

愛すること

このような心もちが
大切なのかなぁ…と

おもいあらためていました。

それは

動物を愛すること
植物を愛すること
誰かを愛すること

愛することの
はじまりとは

感情の
あらゆる色を

引き出し
おしえてくれます。

そして

愛することによって
引き出された色は

自らを素直さへと塗り替え

うれしくなったり
たのしくなったり
せつなくなったり
かなしくなったり

色のなかの

いろいろな
心の景色は

さらに表現の世界を
あざやかにしてくれるように。


愛することは

人生をカラフルにしてくれるのだとしたなら

愛する瞬間を
一秒でも多く

カウントしていきたいものです。



ところで
近ごろの

わたしの
なやめる

愛のカタチ

と いえば…

只今 取り組みはじめている
オーダー作品の制作です。

今はまだ

モチーフを理解するために
色々な角度から調べてみたりと

探っている状況なのですが


この度のテーマは。

まさに

深くあたたかな愛の物語が
モチーフの背景には

何層にも重なって
流れているのです。

そのような
愛なカタマリを

描かせていただけること
ゆだねていただいていること

すべてに
愛をこめて

すすめていきたいとおもいます。


この他にも

あらゆる愛のカタチが背景に流れる
オーダー作品が控えているのですが

それぞれの
愛のカタマリなる作品を

お届けする方にとって

ささやかな輝きとして
きらめかせられるよう

わたしのハートを
燃やし溶かしてみたいとおもいます。


さて
きょうは

最後に

LOVE ということで

わたしの日本画より
♡な作品をご紹介…


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こちらは

バレンタインをテーマにしたシリーズのひとつです。

マーブルチョコレートからなる
愛の惑星をイメージしています。


今は

わたしのもとを旅立ち
食を愛するお方のもとへ…

作品を愛していただき
ありがたきご縁でした。


…ちなみに
この作品は

榊山敬代オリジナルグッツとして
缶バッチとしても販売しておりましたが


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なんと

ウエマツ画材店の
スタッフさまにも

愛をさりげなく
装着していただいてまして

ハートのあたたまる
うれしいひとコマです。


このように
こんな風に

愛のカタチを
表現することによって

あらゆるトコロへ
コロコロ散りばめられたらなぁ…


…そんな風になれますよう


日本画を愛しているからこそ
表現するべく♡なるカタマリを

こしらえていけたらとおもいます。


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