Fancyを描く前に。
昨日より
Fancyの新作の下絵を
こしらえております…
この度
Fancyをご依頼いただいたお方は
春の個展の際に
会場に数点出席していた
Fancy に
目がとまったようでして
ありがたい出会いでございました。
そのうえ
Fancyを新居へ
飾りたいイメージをご相談いただき
サイズなど
色々なご要望をうかがったうえで
Fancyを描かせていただくことになりました。
その いくつかの
ご要望 とは…
まず はじめに。
息子さまお二人が
まだ中学高校生 ということなので…
カラダは描かない構図でのご要望を
いただきました。
Fancy は
女性では ないのですが…
年頃の息子さまをもつ
奥さまの視点には
Fancyのボディは
ちょっと 刺激があるので
NG とのこと…
家族を気にされる愛情が
ほっこりと感じられるひとコマでした。
つぎに。
Fancyが 飾られて居るイメージを
こんなふうに
おっしゃっておりました…
朝目覚めた時…
階段を降りながら。
就寝の時…
階段をのぼりながら。
家から外出の時…
階段を降りながら。
家へ帰ってきた時…
階段をのぼりながら。
奥さまにとって
家の階段 とは
日常のなかでも
大切な場所であることを
教えてくださいました…
たとえば
目覚めて
元気がない朝も。
階段を降りながら
Fancyと目が合ったなら
なんだか 元気が湧いてくるかもしれない…
また ある日は
イマイチな気分で帰った時。
階段を見上げて
Fancyと目が合ったなら
元気な気分に
切り替えてくれる気がして…
… と おっしゃるのでした。
そのような
イメージとは
とても 貴重なエッセンスです。
この度の
Fancyは
Fancyの表情や
ポーズから
そのようなキモチが
にじみ出ることを
イメージしながら
描き進めていきたいとおもいます。。
そのようなわけでして。
きょうは
アタマの上で。
自分も階段を
上がったり
下がったり
生活の情景をはせてみながら
Fancyと向き合ってみるのでした。
… すると。
オカエリナサ~イ
オツカレサマ~
オハヨ~
キョウハドォダッタ?
イッテラッシャ~イ
このような言葉たちが
ヒソヒソと
Fancyから
ふくらんでくるようでした…
さぁ。
このようなイメージの
Fancy が 誕生できますでしょうか…
しばらく
お母さんな気分にて
アトリエに
こもりまして
がんばりたいとおもいます。
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