日本画と重力。 | 日本画家 榊山敬代 オフィシャルブログ 人生こんなもん。Powered by Ameba

日本画と重力。





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きょうの 制作は

金色の時間…



金色を 表現したい時。


金色を そのまま 塗りますと

用い方によっては

逆に 安っぽいイメージに

表現されてしまう場合があります。


そのようなわけで

金色のような 色味を発色する

水干絵具や 岩絵の具たちを

工夫して 用いてみますと

金色だけで 描くより

少し 色味に 存在感と

重力を 感じられるようになるでしょうか…


わたしが 表現してみたい

日本画の色合い の ひとつは


地球ならではの

重力な色 です。


そのイメージとは

絵画なのに

重みを感じる 日本画です。


もしかしたら

アクリルや油絵具などでは

重みを表現することは

難しいかもしれませんが


細かな 鉱石などの 粒子が集結して

描かれる 日本画は

重力を表現できるような 気がするのです。


きょうは

金色な表情と 向き合っていましたが

金 とは

もしかしたら

地球の鉱石では 無いかもしれない…

と 浮かんできたのでした。


質感に

浮遊間があり

紙に彩色しましても

絵肌から 飛び出して見える

独特な表情とは


もしかしたら

重力のある 地球から誕生した と いうよりも


どこかの 星から

やってきた 存在なのでは…と

勝手な妄想ですが

イメージしてしまいました。



日本画とは

海から 大地

そして地球

そしてそして

やがては

宇宙にも 繋がれるアイテムだとしたら…



初心として

日本人であること の 前に

地球人であること も

表現者の視点として

時には 意識してみたいひとコマです。





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