一色を表現する時。 | 日本画家 榊山敬代 オフィシャルブログ 人生こんなもん。Powered by Ameba

一色を表現する時。




日本画絵具たちと

彩色の時間…



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きょうは

黄色 や

キラキラした色の

の 作業です。


日本画には

きいろ は
キイロ でも

あらゆる

黄色があります。



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コチラの石のような かたまり は

籐黄 と いいまして


原料は

ガンボージという

木から採れる 黄色な樹脂です。


水に 溶きますと

透明度のあざやかな 黄色が

表現できる アイテムです。


黄色は

黒色と組み合わせますと

主張する色味として はえますが

白地に 彩色してみますと

以外にも 存在感が出にくい

色味かもしれません。


今こしらえている新作は

以前の黒の世界とは 逆に

白の世界をベースに 進めているのですが


黄色を用いていく かたわら…


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このように

補色となる ムラサキ色や

寒色系 の アイテムも

ところどころに

塗り重ねていきます。


そうしますと

ペタっと していた きいろ が

カリっとした 黄色 へと

発色していくのです。


黄色に 限らずですが

一色に見えるモチーフを 描く時。


一色の色から 他にも見えてくる

何色かの色味を 塗り重ねていきますと

魅力的なリアルな色へと 表現できます。


たとえば

お化粧なども

肌色は肌色でも

ベースの下地によって 顔色が変わるように


絵の世界も

理想のお顔にするために

ベース作業 に 工夫をすることは

大切です。



…さて きょうの後半は。


今日中に 黄色の表情 を 一段落させたいので。。

すこし 駆け足にて

作業を進めていこうとおもいます=。




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