個展のはじめに。 | 日本画家 榊山敬代 オフィシャルブログ 人生こんなもん。Powered by Ameba

個展のはじめに。





日本画家として。


日本画の絵具 や 素材と

向き合うとき


自らの感情を表現することよりも

日本画の素材たち へ

耳をかたむけてみる 時間が

多くなりました。


どうしたら この素晴らしい画材を
いかせるのだろう…


どのような 作風に描けば
この輝きを 伝えられるのだろう…


そんな ある日。


絵具たち を 光にかざして 眺めていましたら

ふと

とある 輝く存在 と 日本画の煌めき が

重なったのでした。






プラチナ

天然の鉱石 を 粉砕した絵具 や

着彩ガラス を 粉砕した絵具 の

キラキラ と した しずかな色の世界。


そのような 煌めく気配から

日本画の画材たちは

とある モチーフ を 教えてくれたのでした。


キラキラ と

光に 輝く

石の世界


それは

ジュエリー の 世界 でした。


貴金属 や 宝石 を 材料として
表現する ジュエリーの世界 と

鉱石 や 貴金属 の 素材を
細かく粉砕した素材を絵具として
表現する 日本画の世界 とは

とても 興味深い繋がりが 観えてくるのでした。


それは

わたしたちの住む 地球のお話しへと

つづきます…


たとえば ダイヤモンド
たとえば 天然の岩絵具 は

地球が誕生して 長い年月を経て

大地の奥深き
地球の内部の世界から 掘り起こされた

地球の絵具である ということ。


そして

原石は 同じでも

高温と高圧な環境で ダイヤモンド に 生成されたり
熱と圧力の加減から ダイヤモンドに成れなかった鉱石 は

宝石と鉱石

という 区別はされているものの

実は 地球の一部として ひとしい価値 が あるということ。


日本画の岩絵具 たちを 眺めながら…


もしかしたら すこしの熱と圧力の 加減から

宝石へと生成される 鉱石もあったのかもしれないなぁ…

そのような 岩絵具たちの 物語を 想像しながら。


日本画の絵具 を 宝石の色に 見立てまして

装身具 という名の FINE JEWELRY(ファイン・ジュエリー)へと

蘇らせることを コンセプト と

物語のはじまりとして…


新作シリーズ

FINE JEWELRY を テーマ に


個展を開催いたします。









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榊山敬代日本画展
 FINE JEWELRY


2012年3月23日(金)-4月8日(日)
GALELRIE AZUR


セルリアンタワー東急ホテルロビー階  11:00-18:00
東京都渋谷区桜丘町26-1 tel:03-6427-0025
オープニングレセプションパーティー3月23日(金) 18:00-20:00