日本画と姿勢。 | 日本画家 榊山敬代 オフィシャルブログ 人生こんなもん。Powered by Ameba

日本画と姿勢。




日本画 と 油絵 の チガイ の

ひとつとして。


描く姿勢 が ございます。


油絵 は イーゼル に 立てかけますので

腰を 伸ばした 姿勢。


日本画 は 床に寝かせることが 多いので

腰を やや曲げた 姿勢。


日本画を 床に 寝かせる理由のひとつとして は

日本画の絵具 とは

油絵具とちがって 水分が多いので

絵具が乾くまでに 水分が垂れてしまう過程 を 防ぐ為にも

作品 を 寝かせて 作業をすすめていきます。



日本画 を こしらえていく

姿勢 とは。


作家さんによって

作品によって

それぞれの 構え方が あるかとおもいますが


わたしの場合 は。

床に置いて 作業してきた 作品の方 が

少ないかもしれません。。


過去の作品 たち にしても

広い面積 を 塗るとき
絵具をポッテリ と 塗るとき は
床に寝かせますが

作業 の 姿勢としては

立てかけるか
膝 の 上 に のせて

描いてきたものが 多いです。


それも 些細な理由なのです が

長時間 下を向き続ける体勢 が

どうも 体質 と 合わないようでして

日本画 と 自分のカラダに合う姿勢 とは

どんな体勢なのだろう… と

いろいろ ためしてきました。



けれども。

最近 では


あらためて

姿勢を見直す ことも ふくめて


絵を 寝かせまして

画面にへばりつくような 体勢から

制作のじかん を 過ごしてみております。


それからと いうもの。


画面 へ へばりつく 姿勢から

制作のじかん を すすめていくうちに


筆の動き に 関しては。

今までとは ひと味ちがって

イメージ と 筆 が

さらに 繋がってきたかもしれません。


過去の作品 も

細かく描いてきた つもりでしたが

手を置く 姿勢 から

さらに 気を配っていれば

もっと もっと

細密な 完成度 に 仕上がっていたかもしれないなぁ と

おもえてくる ちかごろです。。


このように

姿勢を見直してみただけなのです が。


油絵と日本画 の チガイ とは。

姿勢から

チガイの奥深さ を 感じるひとコマ も ありまして

また どこかで おはなしできたら と おもいます…



それにしても。

立てかけて 描く姿勢 は

何時間でも 同じ体勢で 座っていても

つかれることは ありませんが


長時間 うつ伏せのような体勢 とは

肩 首 腰
コリコリ

… と。

なかなか カラダに響きますので

もしや… 老化 が はやまるのでは… と


・・・ときおり。

ストレッチ を 気にかけて とりいれています。




日本画 に かぎらずですが

姿勢 という

カラダの構え とは


常に 意識してみますと

その時 の

自分にとって ちょうどよい 姿勢 や



自分にとって 必要な 姿勢 が

なんとなく

聞こえてくるものなのかも しれません…


… と いうことで。


きょう の 作業 は

どのような からだの構えから


作品と向き合おうかな・・・







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