2014年度の大阪大谷大学の入試問題に、『100万分の1の恋人』の一節が素材文として、使われました。
もう一つの職業柄、今まで沢山の作者の方の文章を素材に、数限りない問題を作ってきましたが、自分の文章が問題にされるというのは、なんとも不思議な気持ちです。
おおっ、とか、
へえ~、とか。
なかなか、エキサイティング。
「意図と違う」ということで、問題の素材文にされるのを、あまり好まない作者の方もいらっしゃるようですが、僕は、世の中に発信した時点で、作品は独り立ちして歩き始めるものだと思っています。
むしろ、読みこんでくださり、より深い読みのための設問を付けてくださったことに感謝です。入試の時間に、真っ直ぐな気持ちで文章に向かってくれた受験生の皆さんにも、エールを送りたい気持ちです。