妻さんvsハト | 榊邦彦 OFFICIAL BLOG new

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けれど一方で、言葉や愛がまったく立ち向かうことのできない不安や困難も、
また、存在しないのではないか……僕は、今そう思っている。
『100万分の1の恋人』榊邦彦(新潮社)

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今朝も、ルーフバルコニーでハトがクークーと鳴いていました。

妻さん:「ハトめ、来たなあ~」

どこか嬉しそうなのは、気のせいでしょうか。

妻さん:「まずは、コツコツからだ!」

「コツコツ」という新しい技を開発したのでしょうか。僕が、「何、コツコツって」と尋ねると、妻さん、出窓のガラスを、グーで「コツコツ」としています。

妻さん:「全然ダメだ」

そりゃ、そうでしょう。ピコピコハンマーでも効かないんですから。

コツコツを諦めた妻さん、いつものように、ピコピコハンマーで、壁を叩いたかと思うと、

妻さん:「ハトめ、慣れたなあ~。かくなる上は、水責め だあ」

と、やっぱり嬉しそうです。

ホースで水でもかけるのかなあと、ちょっとハトが可哀想にも思っていたのですが、妻さんは、キッチンの600mlの計量カップに水を汲んだかと思うと、

妻さん:「えーい

と、かなり遠くのハトに向けて、勝手口から水をかけます。

数メートル先のハトには、まったく届きません。

ほとんどすべて、手前にあった犬の置物がかぶっていました。

 ……

絶対に、楽しんでますね。

妻さんのハト退治法
妻さんのハト退治法~その2~