シャリース(CHARICE)at ZEPP 東京 ~その1~ | 榊邦彦 OFFICIAL BLOG new

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けれど一方で、言葉や愛がまったく立ち向かうことのできない不安や困難も、
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シャリース(CHARICE)at ZEPP 東京。

奇跡の歌声……シャリースのキャッチコピーとして定着しているが、また、その感を強くした。
今日のライブでは、いくつもの「奇跡の音楽体験」を目の当たりにしてきた。

「CDで聴くと、まあ上手いんだけど、ライブで聴くとそれほどでもない」みたいな歌手は、たくさんいる。
というか、ほとんどの歌手は、エフェクトをかけて修正したスタジオ音源の方が、上手く聞こえる。
ところが、シャリースの歌は、CD音源とまったく同じレベル。いや、むしろ、その場の雰囲気やその時の気持ちに合わせて「アドリブで壊す」ことが出来る分、ライヴの方が上手い。臨場感云々ではなく、単に「音楽」としても、上手い。
ライブ映像でも、常々思ってきたことだったが、本日のライヴで、いよいよこの「スタジオ録音より上手いライブ」を痛感した。この「CDより上手い歌唱」に、「ライブの臨場感」が加わるのだから、もう、それは、奇跡の音楽体験である。

もうひとつの「奇跡」は、ダンスパフォーマンス。
シャリースについては、その歌唱力があまりにケタ外れで、話題になっているが、実は彼女のダンスも凄い。
今日のステージでは、20曲ほど、歌い続けたのだが、そのほとんどで踊りっぱなし。
それでも、一切、ボーカルはぶれない。息継ぎが目立ちすぎたり、ロングトーンが途中で切れたりといった、「素」に戻るボーカルは皆無である。踊り続けながら、完璧なピッチと声量で、スタジオ録音に勝るとも劣らない「音楽」を歌い上げる。こんな小さい身体のどこに、あれだけの肺活量とパワーが入っているのだろう。

……と、ここまで、やや冷静な分析的論調で、コメントしましたが、本当は、心底、興奮しています。
年齢と、職業が、やや邪魔をして、冷静ぶっているだけで、いやあ、本当は大声で叫びたいような気分。

ここからは、時系列に沿って、感動の「奇跡のライブ」レポートです。

実は、今日のZEPP東京のライブですが、超々々々の特等席でした。
ZEEP東京は一階席が、2700人収容のオールスタンディングなのですが、この入場が、チケットの整理番号順。
今日、僕と妻さんのチケットの整理番号は、「14」と「15」です。
前回の東京国際フォーラムで、売り出してすぐに買ったのが本当に良かった!

開場は六時。うす暗くなったZEPP東京まえ広場。
五時半ころから、整理番号「1~200」の列の一番前に並んで、入場の始まるのを待ちました。

 

列の先頭は、一メートルほどあけて、1~13の方が来ても入れるようにしておきました。
ところが、六時の開場になっても、僕と妻さんの前には、10番・11番・13番の人の三人だけしか来ません。(多分、他の人は、整理番号順入場というのを知らずに、7時開演までに来ればいいと思っていたのかなあ、なんて、もったいない)
ということで、2700人のオールスタンディングに、なんと、四番目と五番目で入場です!

番号順に入場した後も、係員の方の先導で、ゆっくりと客席に向かいます。あせらない。あせらない。
客席に入り、最前列に誘導されます。中央あたりで、「はい、どうぞ」という感じで、先導の係員の方が、横に移動しました。
そこからは、いよいよ自由にポジション取りです。
僕と妻さんの前にいた三人の方が、最前列の中央に陣取りました。ところが、最前列には、丁度中央に、仕切りのバーがあり、三人の方はみな、その手前の方に陣取ったのです。
ということで、僕と妻さんは、すぐに仕切りの向こう側へ。
まったく労せずに、妻さんは、ど真ん中。僕はすぐその隣という、完璧なポジションをゲットしました。
舞台の中央を示す、ポイントテープが、もう目と鼻の先です。

もう、ここから絶対に動かないぞとの覚悟で、7時の開場を待ちました。

「シャリース(CHARICE)at ZEPP 東京 ~その2~」へ続く)


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