中野友加里選手がバンクーバー五輪の切符を、ほんの僅差で逃した。
四年前のトリノ五輪での悲運な選考漏れの頃から、ずっと応援してきただけに、残念でならない。
本日のエクジビションで、解説の荒川静香が、「この四年間、ずっと日本代表入りしつづけてきただけに、オリンピック寸前で、掌から切符が滑り落ちた感じですね」というような言葉を使っていたが、まさにそのとおりだ。
本日のエクジビション、どんな気持ちで滑ったことだろうか。
五輪選考漏れの影響があるかと思ったが、昨日の演技に勝るとも劣らない気持のこもった美しい演技だった。
浅田真央・安藤美姫・鈴木明子、三選手には、ぜひ五輪日本代表として、バンクーバーで素晴らしい演技を世界に披露してほしい。
そして、中野選手には、今回のことをバネに、三月の世界選手権で羽ばたいてほしい。
今日のエクジビションでの凛とした演技を見る限りは、心配はない。
より磨きをかけて、日本に中野ありの演技を、世界に見せてほしい。