日本テレビの「誰も知らない泣ける歌」を見た。
一曲目、イルカさんの『はるじょおん ひめじょおん』という曲に胸を打たれた。
イルカさんが、亡夫のプロデューサー神部和夫さんに向けた作った歌。
二人の出会いは大学時代。
当時は、二人でデュオを組んでいたという。
……
『はるじょおん ひめじょおん』の曲中に流れた二人のスナップの一枚に目を奪われた。
二十歳前後のイルカさんが、神部和夫さんを見つめている写真。
もともと童顔の彼女だが、本当に幼子のような視線で神部さんを見つめている。
全幅の信頼のあふれた純粋な瞳だった。
あの気持ちのまま、今も歌を届け続けているんだろうなと、思った。