ある人とは僕の知っている映画の関係者の男性のことである。ある人との付き合いはかれこれ10年近くになると思う。俳優の駆け出しの頃から、厳しく苦言を呈してくれる大阪のおっつあんである。
頻繁には会うことはないけど、節目節目というか、、余計な時にも遭遇するけど、何かあるときには、忘れられただろうなと言う頃に連絡をする。「生きてんのか?」「飯食えてんのか?」「寿司か?」「で、なんや?」、、口は悪い方だ!いつも疲れた顔をしている。久しぶりの対決!原宿の居酒屋が決戦の場だ。「だいぶ頑張ってるようやな、」「はい!! 映画も撮りました、、○×角角しかじかと」調子に乗って話す、榊 英雄。そして、10分後、、、
うなだれて酒を飲む僕がいる。コテンパの英雄君。ここでは書かないし、書くと長いので割愛するが、、いつもの様に。。厳しい言葉を頂戴した。「もっと映画を怖がれや、もっとグロウを愛してやれや!」「、、、、、はい、、」そして、おっつあんは去っていった。「またな、」の声を残して。そしてこのブログも始まった。
編集も何度も繰り返し、試行錯誤した。精一杯時間のある限り、戦ったと思う。「試写いくで」の言葉は僕にとってのエールだった。
噂に聞くと、そのおっつあんの製作した映画はヒットしているらしい。真剣に必死に映画に愛情をひとつひとつ込めた孫さんは大好きだ。そんな人がまだ一人でも存在してくれるだけで、僕はありがたいと思う。目と目を合わせて話す真剣勝負はまだまだ続く。ずっとコテンパンでいたい。映画の神様ありがとう。