こんにちは
2人男子育児中の歯科医師ママ
みんなのお口のサポーター、榊原まりです。
3歳くらいまでに
全ての子どもの歯が出てきます。
そうなると口の中には歯が20本。
それが6歳から12歳くらいにかけて
あごの成長とともに大人の歯へとかわり
親知らずを除くと28本の歯並びに。
大人の歯にかわるスピードは
個人差がありますが
乳歯がいつまでも残っているときは
ちょっと注意が必要です。
もしかしたら大人の歯がないかも
本来なら
下から出てくる大人の歯に押され
子どもの歯は抜け落ちます。
いつまでも乳歯が残っている
ということは
子どもの歯の下に
大人の歯がない可能性があるわけです。
大人の歯が生まれながらにないことを
先天性欠如と言います。
この先天性欠如
どのくらいの子どもにあるのでしょうか。
日本小児歯科学会が
2007~2008年にかけて行った全国調査
「永久歯先天欠如の発生頻度に関する調査研究」
によると
子どもの歯がなかった子は0.5%
大人の歯がなかった子は10.1%
つまり
10人に1人は
大人の歯がない
ということ
歯の種類別では
前から5番目(第2小臼歯)
前から2番目(側切歯)
の欠如が多い
という結果が出ています。
大人の歯がないと
いつまでも子どもの歯が
残ったままになりますね。
子どもの歯は結局、子どもの歯。
大人の歯と比べ
脆く
歯の根も短いため
あまり長持ちはせず
はやく抜けてしまいます。
20代までに抜けることが多いかなー
30代まで残っていたら儲け物です
抜けたあと
そのままにしていると
隣の歯が動いたり
倒れ込んだり
反対の歯が出てきたり
歯並びが悪くなってしまうのです。
先天性欠如の本数は
1~2本のことが多いですが
10本以上欠如する場合もあります。
そうなる原因として
遺伝
全身疾患
薬の副作用などが
影響しているのではないかと
考えられていますが
現状でははっきり解明されていません。
大人の歯がないとわかったら
どうしたらいいのでしょうか?
①残っている乳歯をできるだけ長持ちさせる
これには毎日のケアが必須です
子どもの歯は
むし歯になると進行しやすく
治療をしても保ちがよくありません。
できるだけ長持ちさせるために
歯科医院で定期的に
ケアを受けてくださいね。
②矯正治療をおこなう
咬み合わせを安定させることで
子どもの歯の負担を減らすことができます。
残った乳歯を抜いて
その隙間を矯正で閉じることもあります。
③ダミーの歯を入れる
子どもの歯がダメになったら
入れ歯やブリッジ、インプラントといった
ダミーの歯を入れることもできます。
②と③の治療をミックスさせることもあります。
大切なことは
その子に合った方法を
選択することです。
6本以上の先天性欠如なら
矯正治療が保険適用になりますよ。
詳しくは
をご確認くださいね。
意外と多い先天性欠如。
まずはお子さんの状態を
知ることが大切です
7歳までに
一度、歯全体のレントゲン写真を
撮影してもらうといいですよ!
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