一昨日の地震もビックリしたけど、東関東大震災の時は、本当にビビりました
あの地震の後、観劇に来る方ガクンと減ったしね

あの時、七慟伽藍をその週にやろうとしてたんだけど、延期せざるを得なかった

あの時、電力確保で停電する地域があって、当時住んでた場所は正に停電地区(笑)

コタツも使えないし、とにかく布団に寝てるしか無かったんだけど、そんな時、お向かいさんから、こんな話を聞いたのさ

「榊原さんの住んでる家は、昔もっと大きくて、安政の大地震で半分倒壊したんだよ。それで、今の家になったんだよ」

当時の家は古民家で、築150年経ってる所に住んでたんだけどね

それを聞いた龍造寺が、安政の大地震を調べようとネットを開いたら、ど頭に出て来たのが、なんと人名

【高島嘉右衛門】

安政の大地震を卦で当てて、2万両を儲けた人で、通称【呑象】

更に調べたら、明治維新に大きく関わっていた重要人物だったのね

テレビドラマとか、そんなのにはあまり名前は出て来ないから、知らない人のが多いのだけど、龍馬にグラバーさんを紹介したり、イギリスとの間に入って鍋島藩と組んで、横浜を開港させて行ったのも、高島嘉右衛門さんが居なければ出来なかった事

横浜の馬車道作ったり、ガス灯建てたり、線路を引いたのも、高島嘉右衛門さんの資産で作ったとも言われてるのね(本当は違うのだけどね😁)

だから、横浜の《高島町》は嘉右衛門さんから取って、その名前になったんだそうです

地震の後、どうやって復興して、どうやって幕府を倒し、そして、今の日本の基盤になる政策を作って行ったのか?

それが、本当に面白くて

【呑象】って、作品を作ったのが2011年

地震、リーマンショックと、立て続けに起きて、レッドフェイスも解散しようかと思った時に、この【呑象】の台本が芸術祭にノミネートされたのね

この作品はレッドフェイスの命の恩人と言っても良い作品

俺は横浜出身

なので、来年【呑象】を横浜でやります

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