「ひょっとして病気?」

と思うほど寝てしまった。

一度起きて、朝メシは食べたが、気が付きゃこんな時間!!

ビックリしたぁ


昨日、夜更かししたせいかな?

『仮名手本忠臣蔵』を‘歌舞伎チャンネル’でやってたのが原因。

途中からだったけど、観たかった演目だから、つい。

ちょうど、

海老蔵が出てきた所だったが、やっぱり
海老蔵は良いねぇ~



顔が良い!!


ちょっと出て殺されてしまったが・・・

話の展開が面白かった。



俺が観たのは六段目からだったです☆

話が一話、二話みたく別れてて、段で表してるので、全体の中盤だったと思うが、


『仮名手本忠臣蔵』


って、始めから観ると10時間くらいの演目だったと思います


六段目は、

板東弥五郎(?)演じる‘百姓’の親父が、

雨の夜道で雨宿りする所から始まる。

が、海老蔵演じる極悪非道のお尋ね者に刀で、呆気なく殺されてしまう。

百姓は何と!!

五十両の大金を持ってた!!!


のだが・・・

海老蔵にアッサリ盗られてしまう


「上手く行ったぞ、いざ行かん!」

とばかりに、花道から去ろうとするが、何故か?


前方からイノシシが

‘トットコ、トットコ’

走ってくる(何とも可愛いです)

慌ててイノシシをやり過ごすが

『チョン!!』と銃声!!



海老蔵即死。


そこへ、

弐左衛門(字が合ってるか自信なし)


演じる‘勘平’が鉄砲持って登場するが・・・

イノシシじゃなかった事に驚き逃げるのだが!!

ついでに五十両も拝借☆


実は勘平、

元は侍だったが

女遊びが過ぎて、侍の職を外された、言われる


‘浪人’。


今は百姓の娘と結婚して、イノシシ狩りしながら嫁の実家で‘マスオさん’☆

しかし、勘平

事故とは言え、大金を手にして

「この金で侍に復帰して、赤穂浪士に参加出来る」

と、大石内蔵助 ・・・的な人(ここがミソ、言えば元上司)に渡し、復帰を家族に伝える為に喜び勇んで帰宅☆

しかし、


嫁さん・義母の他に

‘ぜげん’ [女衒](女性を遊女屋などに売ることを業とした人)と

芸者おき屋の女将が・・・・

何と、勘平の家族

持参金が無くて、侍に復帰出来ない勘平の為に、

娘(勘平の嫁ね♪)を、五年務めの百両で売っていたんです!!

昨夜、女将から父親に半金の五十両を渡したが、

未だ帰宅して無くて、娘をゼゲンに渡せずにいた。

ここまで来れば、解りますやね♪

勘平が殺したのは海老蔵だけど、海老蔵から取った金は、義父が勘平の為に作った半金の五十両
だったんです!!!!

しかし、勘平的には暗がりで、誰を殺したかは確認してなかった。

そんなこんなでモメてる所に、

またタイミング良く死んだ親父を百姓仲間が見付けて運んで来ちゃう

この時、勘平の気持ちは針の筵ムシロ。



で「俺が義父を殺しちやったのか!!うわ~ん」と泣き崩れるる訳ですよ


嫁さんは女将の下に連れて行かれ、義母にも


「オイラが義父を殺しちやったんだよぉぉ~」

と、白状して


泥沼。


そんな所に赤穂浪士のトップ二人(一人は大石内蔵助的な人)が

「サムライ復帰おめでとう♪」

と現れて、更にドロ沼へ!

「何だと!!お前みたいな非道な人は赤穂浪士に戻っちゃ駄目!!そりゃあ、そうだよ、復帰したくて義父殺しちゃってんだもの、お前、刑務所行き!!」

とトップ二人

「いや、マジ違うんスよ、事のあらまし全部話すから、お願い聞いて!!」

義母は奥でわんわん泣いてる

そして、全て話して「え?それ本当??」と聞く間もなく、突然切腹。

大石内蔵助的な人は、義父の死体を早速確認

「あらら、勘平ちゃんの言ってるのは本当だ、刺し傷だもの」

そこでトップ二人は合点が行く

「もう、本当の事なのに何で切腹しちゃうのさ!!来る途中、お尋ね者の海老蔵が殺されたの知ってたのに!!」

「ええ~!??マジっすかぁ~~、でも、何か目が見えなくなっ来たっす、こんな俺っすけど、赤穂浪士に入れて貰えるっすかぁ??はぁはぁ」

「ああ、良いさ!!良いともさ!!!お前も今日から赤穂浪士!!」

と、参加メンバーの名前が入った巻き物に、勘平の血判を押して

「これで、オイラも赤穂浪士だよ~~うう、ガクッ」と死んで

「お前の気持ちは討ち入りに持ってくぞ!!」

「疑ってゴメンよぉ~、あんたやっぱり良い婿さんだよ~~、お~~~いおい、お~~~いおいおい」

と皆、涙して

終わって行くんですな

いやいや、面白かった♪

あ、そうそう

何で‘大石内蔵助的な人’かって言うと、忠臣蔵を歌舞伎の演目にした所、一般の人達があまりに熱狂して、「これが引き金になって民衆がクーデター何か起こしたら大変だ!」

ってな訳で幕府から[忠臣蔵上演禁止令]が出たんですってさ

それでも、民衆は

「ざけんなよ、忠臣蔵観たいっつーの!!」

の声に応えて、役名をちょっとづつ変えて上演したから『仮名手本』にしたそうです。


江戸時代のアングラ芝居だったんですな

間違いもあるかも知れませんが、その辺はご勘弁を!!!

それでは☆