地震の後

「としおじちゃん!!カブトムシ採りたい!!」

と次男。

岩場の後、釣りにも行ったのに子供は疲れ知らずだ。

でもビールも飲んじゃってるし、近所の森も遠いし、苦肉の作で『スズキ』の販売店に。

車屋さんね。

何でって?
大きな水銀灯があるのがそこだけで、カブトムシが飛んで来る!!
筈だ・・・

とにかく!!
居ようが居まいが、行けば子供も納得してくれるだろうと外に出た。

何だか地震の後ってさ、蒸し暑かったり、温い風が吹いたりしません?

昨日もやけに蒸し暑かった!

ビールもかなり飲んでたから汗が、がーっと出た。

徒歩一分でスズキに到着。
「・・・としおじちゃん、こんな所に本当にいるの???」
やっぱり疑われた。


仕方ないので「ああ、こないだなんかカブトが群れで飛んでて、おじちゃんにたかって来たんだから!!」と、ホラ話。

「本当に!??スゲー」

「一匹毒カブトが混ざってて、危うく刺されて死ぬ所だったよ!!」

「ええ!!ど、毒カブト!!」

はい、そんなのいません。

子供に嘘つくのは楽しいですな♪
ふふふ
俺も小さい頃よく、おじちゃん達にホラ話でごまかされた。

さておき

「この明かりの下に居る筈だから探して見よう!!毒カブトに気をつけてね!!」

毒カブトの脅威にさらされながら、慎重に探す姿は何ともかわいい☆

おじちゃん達もこうして楽しんでたに違いない。

「わぁ!!本当だカブ見っけぇ--!!!」

ふと見ると水銀灯の土台に本当にいた。
逆にびっくり!!

子供達に『としおじちゃんはスゲー』となった訳です☆

兄達も帰りの際、もう一度寄ってカブトムシを掴まえたそうだ。

まさに‘嘘から出た真’

・・・毒カブト・・・??
・・・出たらどうしよう。