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彼らが日本に来たばかりの時、ダンナのラファはすぐに日本中を出張しなければならなかった。
ある日、すごくいい天気で、ドライブがてら三浦にある和食屋に行こう!と思い準備してた時、なんか人の泣き声みたいのが聞こえて来た。「新しく越して来たお隣りさん?いつから住んでたんだろ・・・」アメリカ人は引越の挨拶と言う概念がないのでいつ住み始めたのか気付かなかった。昼間っから何事かと思い様子を見に行ったら、思いっきり外人が泣いているじゃありませんか!本を読みながら。外人はやはり大袈裟だなと思ったけど、本に感動したにしてはちょっと様子がおかしかったので声をかけてみた「ハロー・・・」リリーはこの時、ここに来てから初めて英語で話し掛けられたらしく、急きを切った様に喋り出して、しばらく喋ったら落ち着いた。
「キャンユーアンダースタンド?」
解る訳がない。
だけど、喋れないのに親切にしたのが嬉しかった見たいで、すぐに仲良くなった。それから一年、リリーもラファもあまりにも日本語が解らないので、すぐに解る日本語みたいな本をプレゼントしたところ、凄く気に入ってくれて、日本語をラファと夜遅くまで勉強してくれた。でも、やっぱりすぐに覚えるのはダーティーワードで、‘ファック’だと「こんちくしょうめ」とか、「馬鹿」とかで、でも彼らは応用力があるのか、「こんちくしょうめーあなたのこどもを産みましたー浮気です。オー」などと言って大笑いしていた。アメリカ人はやっぱりポジティブだ。てなわけで、結局そんな日本語では基本的にまずいので、こちらが英語話す事にした、お陰で最近は結構英語で電話も対応出来る程になれた。ありがとうリリー&ラフ
ァ!!