歌舞伎座の一幕見席が復活。

基本が事前予約制になったと伺って、以前の様な「時間が空いたらフラっと歌舞伎座へ…」という感覚が無くなったと思っていたのですが、それは勘違いでした。

当日のわりと本番直前でもスマホから予約出来るため、チケット売り場に並ぶ必要もなく、劇場まで来たのに満席で入れないという悲しい事態にもならないとで、むしろ以前よりも便利なシステムになっていました。

今日観たのは『義経千本桜』の「木の実・小金吾討死」「すし屋」です。

既に結末を知っている状態で観ていると、何気ない様に思えるシーンがその後の伏瀬になっていることに気が付き、心がユラユラします。

“いがみの権太”という役は、同じ人物でありながらもシチュエーションによって芝居が大きく変わる、とても面白い役どころ。

久々の歌舞伎に圧倒されました。